ハガキは、DMとして送る際、開封せずに伝えたいことを見てもらえるのがメリットです。
でも、ハガキはスペースが限られるため、多くの内容を入れられない、薄くて他の郵便物に紛れてしまう、といったデメリットも。
そこで当社では、アイデアを練り、インパクト抜群の暑中見舞いハガキを毎年制作しています。
企画力、撮影や印刷のクオリティ、何より新日本印刷らしさをお伝えする季節のご挨拶として、お客様にお送りしています。
この記事では、ハガキ1枚でも埋もれない、コストではなくアイデアで勝負する、ハガキを活用したプロモーションを紹介します。
目次
1.新日本印刷について
まず最初に、当社について紹介します。
どうしてインパクト抜群の暑中見舞いを毎年制作しているのか、その背景についてご説明します。
1-1.新日本印刷の会社概要
新日本印刷は、創業58年の印刷会社です。
名古屋の本社を中心に、東京と大阪に拠点を持ち、全国展開しています。
岐阜県瑞浪市に構える印刷工場「GOOD SPEED」は、環境配慮型の工場として2005年から始動。
紙資源を多く消費する印刷産業の一員として、損紙の低減や、リサイクル率の向上に取り組んでいます。
1-2.カタログ制作がルーツの社内一貫生産体制
新日本印刷のメイン事業は、社名の通り印刷業で、長年カタログ制作を手がけてきました。
カタログは、お客様の商品をより魅力的に見せるためのもの。
そして、お客様の商品を正確に伝えるためのものです。
そのため当社は、企画・デザイン・撮影・データ管理・校正・印刷・製本のセクションを全て社内に整え、クオリティを磨いてきました。
名古屋最大級の広さの撮影スタジオには、写真表現に必要な全ての機材とスタッフ、ブレーンが揃っています。
以下よりスタジオのバーチャルツアーがご覧いただけます。
社内で一貫生産できるため、コスト削減とスピードアップの両立が可能。
印刷・Web・動画などのクロスコミュニケーション提案やシステム開発まで、ワンストップで対応できる体制です。
1-3.「ふれあいがエネルギー」 を大切にする社風
新日本印刷には、「ふれあいがエネルギー」というコーポレート・アイデンティティがあります。
人と人とのコミュニケーションを大切にしたいという思い、そして、私たちのつくる印刷物でビジネスのコミュニケーションを良好にしていきたい、という思いが込められています。
だからこそ当社にとって、季節の挨拶はとても重要です。
暑中見舞いハガキも、ただの挨拶状ではなく、大切なコミュニケーションツールのひとつ。
ありきたりなデザインでは、お客様に楽しんでいただけません。
営業担当がお客様を訪問したとき、「暑中見舞いハガキ面白いね」と話題になるように、という目的で、10年以上前から当社の暑中見舞いは、他にはないインパクト抜群のハガキを制作し続けています。
そして、ハガキはコミュニケーションツールであるのと同時に、全てを自社で制作できる当社にとっては、プロモーションツールでもあります。
ワクワクするようなアイデアを、鮮やかに一瞬を切り取る撮影の技術力を、画像合成や色補正のクオリティを、何より独特の加工も可能な印刷技術を、1枚のハガキに込めてお届けしています。
2.全社の連携によるプロモーション
暑中見舞いのプロモーションは、全て社内で一貫生産しています。
ハガキの他にもWebサイトや動画の制作、お客様へのご訪問時に手土産としてお持ちするノベルティまで、各部署の連携でつくられています。
2-1.営業部の社員が全力出演
新日本印刷の暑中見舞いハガキには、必ず営業部の社員が登場します。
その理由は、1-3.でも書いたようにお客様訪問時の話題になるためです。
企画によっては、強風を浴びながらルームランナーで全力疾走したり(2022年)、コスプレをすることも(2023年)。
営業部の全力出演に影響されて、他部署も撮影小道具の準備や画像合成に力が入ります。
2-2.ハガキからWebへの展開
暑中見舞いなのでメインはハガキですが、QRコードから特設サイトへ誘導することで、ハガキだけでは伝えきれないコンテンツを展開できます。
2023年は「オンライン夏祭り」として、自社開発のオンライン展示会プラットフォーム「WONDERLINE」を活用したイベントを開催しました。
2023年の「新日本オンライン夏祭り」について詳しくはこちらをお読みください。
オンライン夏祭り会場には、システムチーム制作のオンライン射的ゲームやおみくじも用意し、たくさんのお客様に楽しんでいただきました。
ハガキDMに要素を詰め込むのではなく、Webへ誘導することで、スペースを気にせず、ハガキでは見せられない動画などのコンテンツを紹介することができます。
3.2024年暑中見舞いの制作
2024年の暑中見舞いは、2023年に引き続き「夏祭り」。
各部署が協力し合い、昨年とはひと味違う夏祭りのビジュアル制作に取り組みました。
3-1.撮影の様子
撮影は自社スタジオで2日間に分けて行われました。
日頃からお世話になっているスタイリストさん・ヘアメイクさんの協力のもと、いつもはスーツ姿の営業部員たちが祭り装束に仕立てられていきました。
キャストは全員、本社営業部の社員です。
プロのスタイリング&メイクで、スーツ姿からガラリと変身。
衣装で気分も盛り上がり、みなさんいい表情を見せてくれました。
制作部のスタッフも、それぞれの専門領域でプロフェッショナルの仕事をしてくれました。
ディレクターAさん&Yさんは、小物選びや進行確認、撮影カットのチェックを担当。
カメラマンIさんは角度や体の向きを的確に指示して、最高の一瞬を切り取ります。
撮影後の撤収もスピーディー。
動画撮影のSさん&Kさんはレフ板の上から隙間から、あらゆる角度から自然な表情を狙います!
※動画はハガキのQRコードからリンクするLPに載せるものです。
全員の連携でスムーズに撮影を進められ、良いカットがたくさん撮れました。
3-2.撮影後の工程
3-1.の撮影の様子の画像で分かるように、衣装の背中には、元々違う文字や柄が入っていました。
そこに上の画像のように「二〇二四 新日本印刷暑中お見舞い」の文字を入れるには、画像処理の工程が必要です。
元の文字を消し、新しく入れる文字を衣装のシワにあわせて影をつけ、自然に見えるように文字の向きを調整する。
さりげなく見せるための画像処理ですが、技術力の見せ場となる工程です!
また、宛名面に記載されている「FSC」マークは、FSC認証という、環境に配慮した製品であることを認められた認証マークです。
この認証を受けるためには、CS部という部署から申請の手続きを行いました。
印刷したのは、もちろん自社工場です。
陰影を際立たせたこだわりの画像と、背景デザインの微妙な色合いを、印刷で見事に表現しています。
さらにUV印刷を活用し、文字やQRコード部分を光沢のあるニスで際立たせ、ハガキ全体には擬似エンボスの独特な質感をプラス。
触れただけでも普通のハガキとはひと味違う、個性的な暑中見舞いハガキが刷り上がりました。
4.暑中見舞いハガキ完成!
こうして冒頭の暑中見舞いハガキが完成しました。
UV印刷面には、ニスの光沢で花火のデザインが入っています。
実際にこちらのハガキを手に取って見ていただけるよう、暑中見舞いをお送りします! ぜひこちらよりご応募ください。
また、並行して制作を進めていたWebの特設サイトと動画も無事完成。
ハガキのQRコードからWebサイトと連携し、ハガキからさらに広がった夏祭りコンテンツをお楽しみいただけます。
CGを交えた動画もお楽しみいただけますので、ぜひこちらよりご覧ください。
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