「農業機械の展示会って、どんなものがあるの?」
「農業機械の展示会に参加したいけれど、どれがいいかわからない」
農業機械関連の企業で、そのような疑問や悩みを持っている方もいらっしゃるでしょう。
農業機械の展示会は、国内・国外でさまざま開催されています。
その主なものをいくつか挙げたのが以下の表です。
展示会 | 会期 | 会場 |
2024年7月24日〜26日 | 東京ビッグサイト | |
東京展:2024年10月9日~11日 | 東京展:幕張メッセ | |
九州展:2024年10月23日~24日 | 九州:マリンメッセ福岡 | |
次回開催は2027年7月予定 | 未定 |
また、この他にもさまざまな多数の展示会があり、それらは以下の方法で探すことができます。
・JETROの「世界の見本市・展示会情報(J-messe)」で検索する
・各メーカーの展示会情報を見る
そこでこの記事では、農業機械の展示会についてくわしく説明していきましょう。
◎国内開催の主な農業機械展示会
◎海外開催の主な農業機械展示会
◎主な農業機械のオンライン展示会
◎農業機械の展示会の探し方
最後まで読めば、知りたいことがわかるはずです。
この記事で、あなたの会社が自社に合った農業機械展示会を見つけられるよう願っています。
目次
1.国内開催の主な農業機械展示会
まず、国内で開催されている農業機械の展示会から紹介していきましょう。
主なものは以下の4つです。
展示会 | 会期 | 会場 |
2024年7月24日〜26日 | 東京ビッグサイト | |
東京展:2024年10月9日~11日 | 東京展:幕張メッセ | |
九州展:2024年10月23日~24日 | 九州:マリンメッセ福岡 | |
次回開催は2027年7月予定 | 未定 |
ひとつずつくわしく説明します。
1-1.スマートアグリジャパン
「スマートアグリジャパン」は、スマート農業に関わる装置・サービス・関連技術を展示するとともに、栽培・生産・経営・流通システムをより高度化させる情報を発信する展示会です。
2年に1回開催され、新技術・装置の開発・普及を目指す農業機器メーカー、ベンダー、農業生産者、関係者との交流を図ることで、スマート農業分野のさらなる発展を目指しています。
各種農業ロボットなどの展示をはじめ、セミナーも多数開催され、出展企業は顧客獲得だけでなく最新情報を得る場としても活用できるでしょう。
また、「施設園芸・植物工場展」との同時開催で、より幅広い業種の来場者も期待できます。
会期 | 2024年7月24日〜26日 |
会場 | 東京ビッグサイト |
業種 | 農林水産・食品/農林水産物 |
出展対象 | <ハウス・太陽光利用型植物工場(栽培施設・資材)> 人工光型植物工場(栽培施設・資材) <付帯設備・機器> 植物工場用(太陽光利用型・人工光型) <生産管理機器・資材> 肥料、農薬、受粉・天敵昆虫、IPM 農業ICT 環境制御装置・技術 <流通・加工・包装> 包装・パッケージ 業務効率化提案 <スタートアップ企業特別プラン> |
来場対象 | 農業生産者: |
出展社数 | 198社(2024年実績) |
来場者数 | 41,564人(2024年実績) |
主催者 | スマートアグリ ジャパン事務局 |
公式サイト |
1-2.農業WEEK(通称:J-AGRI -ジェイアグリ-)
出典:農業WEEK 公式サイト
「農業WEEK」は、熊本と幕張で年2回開催される農業・畜産の総合展です。
・スマート農業EXPO
・農業資材EXPO
・6次産業化EXPO
・畜産資材EXPO
・農業 脱炭素・SDGs EXPO
の5つの展示会で構成され、農業機械は主に「農業資材EXPO」に出展されています。
農業分野では日本最大級の商談展として、最新の農業機械、施設園芸、肥料・土壌改良材、農薬、包装・物流製品、鳥獣害対策資材などが集まります。
会期 | 東京展:2024年10月9日~11日 |
会場 | 東京展:幕張メッセ/九州展:グランメッセ熊本 |
出展対象 | <農業資材EXPO> |
来場対象者 | 農業法人・農家 |
出展社数 | 2023年東京展 2024年九州展 |
来場者数 | 2023年東京展 2024年九州展 |
主催者 | RX Japan株式会社 |
公式サイト |
1-3.アグロ・イノベーション みどり食料システムEXPO
出典:九州アグロ・イノベーション みどり食料システムEXPO2024 | 一般社団法人日本能率協会
出典:アグロ・イノベーション みどり食料システムEXPO2025 | 一般社団法人日本能率協会
「アグロ・イノベーション みどり食料システムシステムEXPO」は、日本の農業ビジネスに関係する最先端技術と製品を展示する専門展示会で、東京と九州で開催されています。
それぞれの展示会構成は下記の通りです。
九州展
・農業資材・畜産資材・水産資材
・スマート農業・畜産・水産
・農業用ドローン
・生鮮加工・流通
・フードロス対策
・鳥獣被害対策展・ジビエ利活用
・鳥獣被害対策TECH
・草刈り・除草ワールド
東京展
・農業資材・畜産資材・水産資材
・スマート農業・畜産・水産
・生鮮加工・流通
・フードロス対策
・第2回 ジビエ利活用・鳥獣被害対策展2025
・第2回 草刈り・除草ワールド2025
会期 | 九州展:2024年10月23日~24日 |
会場 | 九州:マリンメッセ福岡/東京:東京ビッグサイト |
出展対象 | 農業資材(生産資材・施設園芸資材・収穫資材・出荷資材など)/環境配慮型農業資材(生分解性プラスチック利用資材、リサイクル資材、減プラ資材など)/農業設備・機械とその周辺部品・アタッチメント(農業機械・農具・運搬機具・除雪機など)/環境配慮型農業機械・設備・施設(脱化石燃料農機、農業用EV、農業用充電ステーション、ハウス設備、再生可能エネルギー・休耕地有効利活用のための設備・技術[太陽光・風力・メタンガス発電、ソーラーシェアリングなど]、廃水処理など)/植物工場/アクアポニックス技術/種子・種苗(抵抗性品種などを含む)/肥料(有機・無機・減化学肥料提案など)/農薬(環境配慮型農薬、減農薬提案、バイオスティミュラントなど)/土/土壌改良剤(有機・無機・減剤のための提案など)/作業用衣料品/盗難防止技術/養液栽培 など |
来場対象 | 農業生産者、農業団体、メーカー、小売、商社、卸、外食、中食、フードサービス、宿泊、官公庁・団体・自治体、建設、エネルギー、交通インフラ、造園、施設管理、道の駅運営者 |
来場者数 | 九州:4,000人予定/東京:6,000人予定 |
主催者 | 一般社団法人日本能率協会 |
公式サイト |
1-4.国際農業機械展
出典:ホクレン農業協同組合連合会、一般社団法人 北海道農業機械工業会 十勝農業機械協議会
「国際農業機械展」公式サイト
「国際農業機械展」は、国内最大級の農業機械展示会です。
1947年に北海道・十勝で初開催され、以後は毎年開催されましたが、1982年からは4年に1回の開催となりました。
2002年からは「国際農業機械展in帯広」と名称を変更し、国内、海外から多くの出展社、来場者を集めています。
2018年開催時の出展社アンケートによると、出展の効果は「かなりあった」40%、「まあまああった」53%と9割以上が効果を感じていました。
「販路拡大に有利になったと思うか」という質問に対しては、「思う」53.7%、「まあまあ思う」34.3%と、こちらも9割近くがプラスの回答で、出展効果の高い展示会だと言えるでしょう。
会期 | 次回開催は2027年7月予定 |
会場 | 未定 |
出展対象 | ※2023年開催時の情報 |
出展社数 | 113社・団体(2023年実績) |
来場者数 | 155,000人(2023年実績) |
主催者 | ホクレン農業協同組合連合会、一般社団法人北海道農業機械工業会 十勝農業機械協議会 |
公式サイト |
2.海外開催の主な農業機械展示会
以上は、日本国内の農業機械展示会でした。
一方、海外でももちろんさまざまな展示会があります。
その中からも1件、紹介しておきましょう。
2-1.WORLD AG EXPO
「WORLD AG EXPO」は、アメリカ・カリフォルニア州で毎年開催されている世界最大級の農業博覧会です。
1976年に初開催されて以来、農業の促進に貢献しています。
約24万㎡の広大な展示スペースには、農機具、サービス、技術など1,400以上の出展社が集まります。
特に、屋外の「ライド&ドライブ展示スペース」では、山や池、果樹園、本物そっくりのオフロードコースなどを作ることができるため、最新型のトラクターが数トンの土を押す様子などを実演でデモンストレーションして見せることで、来場者に強くアピールすることも可能です。
会期 | 2025年2月11日~13日 |
会場 | International Agri – Center(アメリカ・カリフォルニア州トゥラーレ) |
出展対象 | 農業機械、牛管理、灌漑、その他関連製品・サービス・技術 |
出展社数 | 1,272社(2022年実績) |
来場者数 | 9万8,387人(2022年実績) |
主催者 | International Agri-Center |
公式サイト |
3.主な農業機械のオンライン展示会
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行を受け、展示会も中止が相次ぎました。
その間に、対面で開催できないならと、オンライン展示会に取り組むところも出てきました。
農業機械関連でも、オンライン展示会を行っている例がありますので、それもひとつ紹介しておきましょう。
3-1.AGRI EXPO ONLINE
「AGRI EXPO ONLINE」は、2020年8月から開催されている農業のオンライン展示会です。
農業情報をWEBとフリーマガジンで発信する「AGRI JOURNAL」の特設ページとして開設され、出展企業120社、PV数は年間のべ120万にのぼります。
「スマート農業ZONE」「施設園芸ZONE」「農業機械・資材・種苗ZONE」「農業ソリューションZONE」「畜産物ZONE」に分かれていて、出展社は自社ブースの中で製品紹介や動画でのプレゼンテーションなどを行うことができます。
ブース内では来場者とチャット会話やZoom商談もできるのが特徴です。
カンファレンスルームでは、多彩なセミナーを動画で視聴することもでき、情報収集にも役立つでしょう。
会期 | 2020年8月〜 |
会場 | アグリジャーナル特設ページ |
出展社数 | 120社 |
来場者数 | 12万PV/年 |
出展費用 | 4万円〜/月 |
公式サイト |
オンライン展示会への出展を検討しているなら、 新日本印刷の「WONDERLINE」は、出展社と来場者のビジネスマッチングに特化したこれまでにないオンライン体験を実現する新しいオンライン展示会プラットフォームです。 【WONDERLINE 4つの特徴】 1)オンライン展示ブース 2)オンラインミーティング 3)オンライン名刺交換 4)ユーザーサマリー 【オンライン展示会のメリット・デメリット】 |
4.農業機械の展示会の探し方
以上、農業機械の展示会をいくつか紹介しました。
が、もちろん展示会は他にもありますので、自社に合ったものを探して出展、参加するとよいでしょう。
展示会を探すには、主に以下のような方法があります。
・JETROの「世界の見本市・展示会情報(J-messe)」で検索する
・各メーカーの展示会情報を見る
4-1.JETROの「世界の見本市・展示会情報(J-messe)」で検索する
JETRO(日本貿易振興機構)の公式サイトでは、「世界の見本市・展示会情報(J-messe)」ページに日本国内や世界の展示会情報をくわしく掲載しています。
業種や開催地域、開催時期のほかにキーワード検索もできるので、「農業」「農業機械」など関連するキーワードで検索してみましょう。
各展示会に関する情報量も豊富で、出展される製品の品目や、過去に開催した際の出展社数や来場者数なども掲載されています。
「来場者数の多い展示会に出展したい」「異業種の顧客にも販路を広げたいので、来場者層が幅広いものが望ましい」といった希望がある場合は、上記のデータを参考にするとよいでしょう。
出展:JETRO(日本貿易振興機構)「世界の見本市・展示会情報(J-messe)」ページ
4-2.各メーカーの展示会情報を見る
また、農業機械のメーカーが公式サイトに展示会出展情報を掲載している場合がありますので、そこからさかのぼって展示会情報を探すという方法もあります。
クボタ、イセキなどの大手メーカーはもちろん、中堅メーカーなども公式サイトの「新着情報」「イベント情報」を定期的に確認してみましょう。
「◯◯展示会に出展します」というお知らせがあれば、その展示会を調べてみてください。
もしその時点で「参加したい」と思っても、すでに出展受付が終了している場合もあるでしょうが、その場合は次回開催をチェックするといいでしょう。
5.まとめ
いかがでしたか?
農業機械の展示会について、知りたかったことがわかったかと思います。
では、もう一度記事の要点をまとめましょう。
◎国内開催の主な農業機械展示会は、
展示会 | 会期 | 会場 |
2024年7月24日〜26日 | 東京ビッグサイト | |
農業WEEK (通称:J-AGRI -ジェイアグリ-) | 東京展:2024年10月9日~11日 | 東京展:幕張メッセ |
九州展:2024年10月23日~24日 | 九州:マリンメッセ福岡 | |
次回開催は2027年7月予定 | 未定 |
◎農業機械の展示会の探し方は、
・JETROの「世界の見本市・展示会情報(J-messe)」で検索する
・各メーカーの展示会情報を見る
これを踏まえて、あなたの会社が自社にぴったりな農業機械展示会を見つけて出展できるよう願っています。
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#展示会 #農業機械
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