展示会ブースの施工業者11選！お悩みの工程別におすすめを厳選

「展示会の装飾の業者はどこに依頼すればいいんだろう？」

展示会への出展が決まり、準備を進めていく段階で、どの業者にブースの施工や装飾を頼めばいいのか悩む方は多いでしょう。

経験が多くあったとしても、タスクやスケジューリングで苦労が尽きませんし、社内のリソースだけでは十分に準備や当日対応も難しいということもあるでしょう。

また、施工だけでなく「デザインにもこだわりたい」、「運営についても不安がある」といったように悩みもさまざまですよね。

そこでこの記事では、展示会ブース施工の工程で抱えやすい課題や悩みごとに、おすすめできる業者を11社厳選してご紹介していきます。

• 展示会のブース施工の実績がある業者5選
• 展示会のブースデザインに強い業者3選
• 展示会の運営サポートに強い施工業者3選

上記の項目の中から自社に合いそうな業者を選んでみてください。

この記事では、さらに具体的に自社に合う展示会の施工業者を選べるようにするために、チェックすべきポイントについても解説します。

この記事を読むことで、自社に合う良い施工業者がわかり、理想通りの展示会のブースや準備ができるようになるはずです。

最後までじっくりと読み進めてみてくださいね。

1. 展示会の施工業者のおすすめ比較一覧

展示会の業者を探している方の中には、かかる費用の目安や対応エリア、その業者の特長などがまず気になるかと思います。

そこで、この記事では費用や対応エリアなどパッと見て比較検討できるように、当社で調査したものを以下の一覧に示しています。

特長から気になる業者が見つかった方は、下記の表の商品名をクリックして見たいところから読み進めてみてください。

表を見て、どの展示会の業者がいいのか分からない場合は、自社が解決したい工程に当てはまる業者から読み進めてみてください。

それぞれの業者の特徴を詳しく知りたい方は、順番にご覧ください。

2. 展示会のブース施工の実績があるおすすめの業者5選

展示会のブースは、展示会で自社製品やサービスについてPRするうえで重要です。

企業の顔となるブースの施工を任せるのであれば、実績がある業者に依頼したいと思いますよね。

この章では、展示会のブース施工の実績がある業者を5社ご紹介します。

それぞれの業者の特長だけでなく、特にこんなお悩みの人におすすめできる点や利用する際の注意点についても解説しています。自社に合う展示会の施工業者を見つけてみてください。

2-1.商談につながる空間創りをフルサポートしてもらうなら「株式会社フジタリード企画」がおすすめ

出展：株式会社フジタリード企画

株式会社フジタリード企画は、展示会・イベントを総合プロデュースし、フルサポート体制で想いをカタチにしてくれる会社です。
展示会・見本市・イベント・店舗等の商業空間のプロデュースを、コンテンツからデザイン制作、実施運営、施工・撤収までフルサポート。

40年近い経験をもとに、商品・サービスをいかに見せるか、ブランドをしっかり見据えて空間を創造してくれます。

空間づくりをトータルにサポートするため、打ち合わせ段階から営業担当者が現場の施工監理を行い、プレゼン段階からデザイン担当者が同席。
デザイン修正や追加などのサポート、商談につながる訴求力ある提案で、出展社の目標達成を目指します。

クオリティを高め、コストを抑えて効率的に展示を成功に導くためのプランニング、デザイン、ディスプレイはもとより、あらゆる局面でベストな解決策を提供してくれます。

2-2. 年間を通して複数の展示会に出展するなら「株式会社ボックス・ワン」がおすすめ

出典：株式会社ボックス・ワン

株式会社ボックス・ワンは、約30年間の技術と経験で安心と信頼の空間を提供し続けている実績を持っています。

 「100のブースを2日で作る」と謳う展示会ブースの施工業者です。システムユニットという展示会ブースを取り扱っています。

システムユニットは、従来の1から会場で組み立てて設置を行っている方法とは違い、既に完成されているパネルやポールなどを組み合わせて設置します。

そのため、他社よりも早くブースの準備が可能。他社が展示物の制作に時間をかける中、早く展示を完成させて余裕を持って準備を行うことができます。打ち合わせや立ち回りの確認など他の作業に時間を割けます。 

当日素早くブースを施工してもらいたい方におすすめです。

また、年間通して複数の展示会に出展する場合、展示ブースを解体したり組みなおしたりするたびに費用がかかりますよね。

ボックス・ワンでは、各会場の持ち回り施工にも対応。展示ブースを繰り返し利用することができます。

制作物の保管も含めボックス・ワンが保管をしてくれるため、制作物が無駄になってしまったというロスを抑えることが可能です。

年間を通して複数の展示会に出展する場合におすすめです。

コンセプトや予算によって素材の選定・調節を行ってくれますが、システムユニットなため、おおよそのデザインが定められています。個性的なデザインのブースになりにくいデメリットがあることを覚えておきましょう。

2-3. 他社よりもインパクトのあるブースにしたいのなら「株式会社ゼンシン」がおすすめ

出典：株式会社ゼンシン

株式会社ゼンシンは、「凄いブース」という名のブース商材を扱っている業者です。ゼンシンのブースは「一度の出展で3倍の効果を得る」と謳っていることもあり、年間300以上のブースを施工している実績を持っています。

ゼンシンのブースでは、どんな商品サービスの会社か一目でわかるデザインが特徴。壁全体を使って商品画像やキャッチコピーなど自社の強みを押し出したインパクトのあるブースを設営してくれます。

そのため、無数にある企業ブースの中から、来場者の目を引く印象深いブースにしてくれます。

他社よりもインパクトのあるブースにしたい人におすすめです。

さらに、1度装飾ツールを購入すると、何度でも使いまわせる点もおすすめしたいポイントです。何度も展示会に出展する予定がある場合、費用を抑えられます。

2-4. オリジナリティの高いブースを施工してもらいたいのなら「株式会社MCクラフト」がおすすめ

出典：株式会社MCクラフト

株式会社MCクラフトは、年間約350件の施工実績を持つ、木工の展示会ブース施工を行っている業者です。

MCクラフトでは、自社工場を保有しており、経験豊富な職人が一貫してブース製作・施工を行ってくれます。自由度の高いブース施工が可能です。

施工だけでなく、デザイナーも在籍しているため、集客効果の高いプランニングやデザインから依頼することもできます。

オリジナリティの高いブースを施工してもらいたい方におすすめです。

また、自社職人による一貫した製作が可能なので、外注にかかる中間マージン経費をカットし約30％のコストカットを実現しています。

2-5. 低予算でブース施工したいのなら「株式会社博展」がおすすめ

出典：株式会社博展

展示会業界50年の老舗の業者である、株式会社博展の「パケテン」という展示会ブースは、業界最安値の価格で施工できる展示会ブースです。

ブース・壁紙・照明・コンセント・社名板のみのシンプルプランでは、1小間11万円から施工可能。展示品が大きい企業や、設備品は自社のものを使いたい方に向いています。

低価格だと、シンプルすぎないか不安になることもあると思います。しかし、パケテンのグラフィックプランであれば、19万円からと低価格で壁全体を華やかにして自社のキャッチコピーを前面にアピールできます。

低予算でブース施工を依頼したい方におすすめします。

また、オンラインにてレイアウトシミュレーションや見積もり作成ができるため、最短3週間前の発注で納品が可能です。

従来発生していた細かい業者との見積や依頼、修正など時間や手間を省けます。会期まで時間がないという方にもおすすめです。

3. 展示会のブースデザインに強いおすすめの業者3選

この章では、展示会のブースデザインに強いおすすめの業者を3社ご紹介します。

おすすめとして選んだ理由は、他社とは違う「目を惹くデザインのブース」を作ってくれる業者という点です。

デザインが強い業者といっても、それぞれ特長が異なります。順番に読んで自社の目指す展示会に合う業者を選んでみてください。

3-1. 他社にない新しいデザインにしたいなら「株式会社リオエンターテイメントデザイン」がおすすめ

出典：株式会社リオエンターテイメントデザイン

株式会社リオエンターテイメントデザインは、展示会ブースデザインの企画、施工を手がけています。

リオエンターテイメントデザインでは、展示会ブースの装飾・デザインに力を入れており、リピート率8割以上と高い支持を得ている業者です。

数ある展示ブースの中から自社の展示ブースに注目を集めるためには、他にはない強い印象を与えるブースデザインにしたいと考えている方も多いと思います。

リオエンターテイメントデザインでは「常に新しいブースデザイン」を追求しており、競合他社のブースデザインと差をつける提案をしてくれます。

ただ、目新しいデザインだけでは集客を行うことができません。

リオエンターテインメントデザインでは、デザインはもちろんのこと「来場者に足を止めさせるブース作り」にこだわりデザインを提案してくれます。

そのため、来場者に「楽しい」、「面白い」空間を提案でき、なおかつしっかりと集客ができるブースを施工してくれるでしょう。

他社とは違う、新しいデザインにしたい人におすすめします。

施工自体は、外部の業者が行いますが、企画・提案から担当してくれるディレクターが現場の管理を行います。デザインと施工の相違がないように、現場との意思疎通をしっかりと図りながら施工作業を進めてくれますよ。

3-2. シンプルかつ集客できるブースにしたいのなら「SUPER PENGUIN株式会社」がおすすめ

出典：SUPER PENGUIN株式会社

SUPER PENGUIN株式会社(スーパーペンギン)は、展示会ブースに特化した空間デザインの業者です。

スーパーペンギンは、集客施策のノウハウが高く、滞留時間を意識した空間デザインを作ってくれます。

「展示会に出展したが、自社ブースに人が集まらない！」といった経験をした方はいませんか？

スーパーペンギンでは、自社ブースに人が集まらない課題を解決。来場者目線で、何を扱っているのか分かりやすく、近づきやすいブースの空間を作ってくれます。

単にシンプルで綺麗なブースを作るだけでなく、集客などの結果を出すための独自手法を用いたデザインを提案してくれるのが特徴です。

シンプルで綺麗なデザインかつ、集客ができるブースにしたい人におすすめします。

ブースデザイン・施工だけの依頼も可能ですが、「商品陳列」や「展示会当日のブースでのスタッフ立ち回り位置」などアドバイスも行ってもらえます。

具体的には、

• 展示会出展の目的・ターゲット選定
• 会期中にブース内でどのようにふるまえばリードを獲得できるのか
• 自社製品をどのように陳列すればいいのか来場者に興味を持ってもらえるのか

など成功のための支援も行ってもらえます。

展示会ブースのデザインに課題を持っている方はもちろん、初めて展示会に出展する方にもおすすめの業者です。

3-3. 低予算でオリジナルデザインのブースを施工したいのなら「デザインルーツ株式会社」がおすすめ

出典：デザインルーツ株式会社

デザインルーツ株式会社は、デザイン性の高い展示ブースを低予算で提供してくれる業者です。

できるだけ予算を抑えたいけれど、ありきたりなデザインのブースにしたくないと思っている方は多いでしょう。

デザインルーツでは、低予算で自社のサービスや製品を最大限生かせるような、オリジナルのデザインブースを設営してくれます。

予算を抑えてデザイン性の高いブースにしたい人におすすめです。

さらに、パネルやその他の装飾品、ノベルティ、映像に至るまで演出してくれるため、集客機能を備えた魅力的な空間を作ってくれる点が強みです。

4. 展示会の運営サポートに強いおすすめの施工業者3選

最後に、展示会の施工だけでなく、運営サポートに強い業者を3社ご紹介します。

こちらの3社の特徴として、展示会のブースに関するサポートだけでなく、企画の段階や事務処理、会期中の運営サポートなど展示会に関わる工程を幅広くサポートしてくれる業者を厳選しました。

4-1. 展示会運営の人的リソースが足りず大部分を外注したいのなら「株式会社フジヤ」がおすすめ

出典：株式会社フジヤ

株式会社フジヤは、年間約1万件以上の施工実績がある展示会のトータルサポートに強い業者です。

フジヤでは、展示会の何も決まっていない企画の段階から、デザイン制作、ブースの施工、備品レンタルなど、展示会に必要なものをすべてワンストップで依頼できます。

来場者に配布する販促物やノベルティ、コンパニオン・MCの手配など全て任せることも可能です。さらに、アンケート集計や次回出展に向けての提案などアフターサービスも充実しています。

書類申請の代行や、会期中の運営代行なども行ってくれるため、初めてでも安心して展示会に出展することが可能です。

特に、展示会運営の人的リソースが足りずに大部分を外注したい方におすすめします。

ただし、トータルでサポートしてもらうとなると、その分費用が高くつくことを覚えておきましょう。

4-2. 展示会の企画やプランニングに課題があるのなら「株式会社タック」がおすすめ

出典：株式会社タック

株式会社タックは、展示会の企画からブースデザイン・施工、アフターフォローまでトータルでサポートしてくれる業者です。

企画の段階から、丁寧にヒアリングを行い、基本方針や表現計画を提案してくれます。自社の「こうしたい」という思いを元に、デザインや方針を提案してくれるため、納得のいくブースに仕上がるでしょう。

展示会の企画やプランニングに基づいて、会期当日の運営マニュアルの作成も行ってくれます。

展示会の経験が少ないため、展示会の企画・プランニングについて丁寧にサポートしてもらいたい方におすすめします。

またブース施工だけでなく、展示会の動画制作、展示会出展をべースとしたWebサイト作成もしてくれます。展示会と動画やWebサイトの両面からアピールし、集客につなげることも可能です。

さらに、展示会ブースの預かりサービスもあるため、年間を通して展示会に出展したい方にも向いています。

4-3. 初めて展示会に出展するのなら「株式会社スリービー」がおすすめ

出典：株式会社スリービー 

株式会社スリービーは、展示会の企画から施工まで親身になってサポートしてくれる業者です。

展示会の経験がない場合、段取りや準備に不安がありますよね。展示会を運営するためには、多数の人と関わります。コミュニケーションが円滑に進まずに認識がずれてしまうと大きな損失が発生する恐れがあるでしょう。

スリービーでは、打ち合わせから見積もり作成や企画、ブースデザイン、ブース発注、現場管理、撤去に至るまですべて同じ1人の営業マンが親身になってサポートします。

業界経験20年を超えるベテランのスタッフが半数以上在籍しているため、過去の経験を踏まえてさまざまな角度から展示会についてサポート。出展者セールスやスポンサーセールスも行っています。

初めて展示会に出展するため、1人の営業マンに徹底してサポートしてもらいたい人におすすめです。

またスリービーは、ブース集客のためのサウンドと動画を使ったPR映像制作を得意としています。音楽と映像の力で、プロモーションやブランディングを高めて他社との差別化を図ることも可能です。

業務内容や製品の特性などを低価格で訴求できます。音楽と映像を使った集客手法を取り入れたい方にもおすすめです。

5. 展示会の施工業者を選ぶ際の5つの最終チェックポイント

この章では、展示会の施工業者を選ぶ際の最終チェックポイントをお伝えします。

もし、いいなと感じる展示会の業者であったとしても、以下のチェックポイントを確認せずに依頼をすると「イメージと違うブースだった」、「きちんと対応してもらえなかった」といったように後悔してしまうことがあるかもしれません。

気になる業者が見つかった場合は、失敗しないためにも選ぶ際に以下をチェックしておきましょう。

5-1. 自社がイメージするデザインの方向性と一致するのか施工事例を見る

自社がイメージするデザインの方向性と一致するかどうか、施工事例や実績を見て確認しましょう。

なぜなら、自社がイメージするブースの雰囲気や規模間と違う場合、その施工や装飾が苦手な可能性があるからです。ブースのデザインができた後に自社のイメージと違うとなると、また1からコンセプトを伝えなおしたり、業者を探したりと時間や労力がかかってしまいます。

あらかじめ確認しておくことで「思っていたデザインと違う」といった失敗を防ぐことが可能です。

多くの展示会の施工業者は、ホームページに「施工事例」や「展示会ブースの実績」を掲載しています。

施工事例を見ることで、どんな雰囲気のブースを作るのが得意なのか、どのくらいの規模のブースを得意としているのかなど、事前に把握することができます。

特に、

• 競合他社よりも目立つブースにしたい
• どうしてもこのデザインのブースを施工してもらいたい

など自社のこだわりが強い場合、そのこだわりを実現できる業者を選ぶ必要があります。

数ある施工業者の中から限られた時間内で自社に合う施工業者に依頼するためにも、あらかじめホームページに掲載されている「施工事例」を確認しましょう。

ホームページに掲載していなくても、展示会ブースを施工したことがある業者は事例集を用意しています。電話などで問い合わせて確認してみてくださいね。

5-2. 同じ条件で相見積もりを取って業者ごとの予算を比較する

ブースの広さや装飾など同じ条件を提示し、相見積もりを取って業者ごとの予算を比較しましょう。

予算を比較しておかないと、予想よりも高くついてしまう可能性があるからです。例えば、「こんなにブース施工に料金がかかるのか」と費用が高いと感じ、装飾を少なくすると上手く集客がいかない可能性があるでしょう。

予算を比較することで、自社のブースの条件(小間数やデザイン・企画など)の平均的な相場を判断がしやすくなります。さらに、なぜ安い料金で施工できるのか、なぜ高い料金なのか理由についても確認できます。

相場が分かれば、自社の納得のいく条件の中から、より安い業者に依頼できたり、デザインや施工技術の適正から業者を選んだりすることが可能です。

展示会ブースの施工の費用は、業者ごとに金額が違うのはもちろん、広さや装飾の種類、希望納期によって変わってきます。

相見積もりの際は、以下の情報を伝えましょう。

ただし、相見積もりの数が多くなりすぎると、打ち合わせの回数が増えて時間や手間がかかり、1件1件の打ち合わせの質が落ちてしまいます。3社程度を目安に比較してみることをおすすめします。

5-3. ブースデザインの提案力があるかどうか確認する

ブースデザインの提案力があるかどうか確認しましょう。

ブースデザインや予算が合うことも重要ですが、コンセプトや方向性が合っていなければ、「見込み顧客を獲得するための集客」や「サービスの認知拡大」など成果を出すというゴールを目指すことができないからです。

「見込み顧客を獲得するために集客をしたい」と方向性を伝えていたのにも関わらず、ブースのデザインや装飾を派手にしただけで、来場者が入りづらいブースでは意味がありませんよね。

業者が提案する際は、パースと呼ばれるブースの完成予想図を提示してくれます。パースを見ることで、展示ブースの仕上がりをイメージすることができます。

この際にパースだけでなく「なぜこのデザインになったのか」根拠を説明できるか確認してみてください。

提案力がある業者であれば、必ずどういう意図でそのブースになるのか詳しく説明してくれます。「どういう仕組みで製品やサービスを良く見せることができるのか」、「なぜこのブースで集客できるのか」と根拠を交えて提案してもらえます。

自社の希望やコンセプトを汲み取ってもらえる、提案力がある業者に依頼するようにしましょう。

5-4. スタッフの対応が信頼できるかどうか確認する

見積もりや相談、問い合わせなど実際にやりとりを行ってみて、あなたが「信頼してお願いできる」と感じる業者を選びましょう。

いくらデザインが良くて、予算内に収まったとしても対応が悪かったり、レスポンスが遅かったりすると「本当に、当日のブースの施工を上手く行ってくれるのかな？」と不安が残りますよね。

信頼できる業者であれば、見積もりや相談の段階でも、

• 分からない項目にも納得がいくまで丁寧に答えてくれる
• 対応スピードやレスポンスが早い
• こちらの要望に応えてくれる

など、真摯に対応を行ってくれます。

依頼をする前に、スタッフとしっかりコミュニケーションを取り、信頼できる対応を取ってくれるかどうか判断することをおすすめします。

5-5. 展示会開催の地域に対応しているかどうか確認する

展示会開催の地域に対応しているかどうか確認しましょう。

展示会は主に、東京・名古屋・大阪で開催されることが多いです。そのため業者の中には、東京・名古屋・大阪などの都市部のみと対応地域を限定している場合もあります。

中には、対応地域以外の施工は、追加料金がかかったり、施工だけが外部の業者になったりすることもあります。

特に、都市部以外での展示会に出展する場合は、対応してもらえるかどうかもあらかじめ確認しておきましょう。

6. 集客効果を狙うならオンライン展示会を並行して行うのもおすすめ

集客効果を狙うのであれば、オンライン展示会を並行して行うことをおすすめします。

近年、新型コロナウイルスの流行が長期化したことにより、展示会の中止や延期、来場者の縮小などが余儀なくされました。

国際見本市連盟(UFI)によると、世界での展示会の中止や延期により少なくとも263億USD（約2.7兆円）の商談の機会を損失しています。(参考：EVENT MARKETING『新型コロナウイルスの被害　2.7兆円超え　〜国際見本市連盟』)

実際に、集客が上手くいかず、販路拡大や商談獲得の機会が減った企業も多いのが現状です。

展示会の準備やブース施工に、高い予算や人的リソースを投資したとしても、規模縮小や延期になってしまうと、集客が困難になってしまいますよね。

そうならないためにも、集客効果を狙うのであれば、オンライン展示会を並行して行うことをおすすめします。

ここでは、オンライン展示会と並行して出展するメリットを3つご紹介します。

6-1. 場所・時間の制約を受けずに開催できる

オンライン展示会では、場所や時間の制約を受けずに開催できます。

オンライン展示会は、動画や画像、文章を用いてWeb上で製品・サービスの詳細を閲覧・説明が可能です。来場者が都合のいい場所や時間、すきま時間にコンテンツを閲覧できます。

そのため、普段の展示会で集客が難しい、

• 地方や海外など遠方の企業
• 通常の展示会の会期中が繁忙期の企業

といった企業にも製品・サービスを紹介できます。

6-2. 商談の機会を増やすことができる

オンライン展示会を同時に行うことで、商談の機会を増やすことが可能です。

従来のリアルで行われる展示会では、開催施設と期間が決まっているため、その展示会の会期中だけしかビジネスチャンスはありません。

一方オンライン展示会は、Web上で製品やサービスを紹介するため、長期継続的な出展ができます。その分、単純に商談のチャンスが多くなるのです。

商談予約機能や相談予約機能があるプラットフォームを使えば、来場者のスケジュールに合わせて商談を進めることもできます。

6-3. 天災や感染症などイレギュラーな事態のリスクヘッジができる

オンライン展示会も併せて行うことで、天災や感染症などイレギュラーな事態のリスクヘッジができます。

オンライン展示会は、Web上で開催するため、

• 台風や豪雪・豪雨といった悪天候で交通機関がストップしてしまう
• 新型コロナウイルスなどの感染症の流行による開催の中止

などの影響を受けずに開催ができます。

上記のような事態が発生すると、高い予算を投じて準備した展示会が無駄になってしまいます。

オンライン展示会を並行して準備を進めていれば、このような状況に応じて「リアルの展示会は中止して、オンライン展示会に集中して販路拡大を目指す」と切り替えができます。

オンライン展示会だけですべてカバーできないかもしれませんが、展示会の準備に費やした労力や時間を無駄にせず、製品やサービスの展示物を見てもらえます。

ビジネスを成功させる確率を上げるためにも、予期せぬ環境の変化に合わせて柔軟に対応できる対策を持ってみてはいかがでしょうか。

7. まとめ

いかがでしょうか。

展示会の施工業者のおすすめを厳選し、紹介してきました。この記事を参考に、自社に合う展示会の業者が見つかったと思います。

最後に、記事の内容についてまとめておくので確認しておきましょう。

展示会におすすめの施工業者は以下の11社です。

展示会の業者を選ぶ際に後悔しないためにも、以下の最終チェックポイントも確認しておきましょう。

また、販路拡大や商談獲得を目指すのであれば、オンライン展示会のプラットフォームの業者に依頼して並行して出展する方法もあります。

通常のリアル展示会と違い、場所や時間の制約にとらわれず開催でき、さらに感染症や天候などのイレギュラーな状況にとらわれず、販路拡大ができます。

具体的なメリットは以下の通りです。

この記事を参考に、理想の展示会ブースの施工ができ、集客の成功につながることを願っております。

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