【写真付き解説】D-IDとは?AIアバター・音声チャットボットが手軽に作れる『D-ID Creative Reality ™ Studio』の特徴や使い方を徹底解説!

「D-IDって最近聞くけど何だろう」
「使ってみたいけど、どうすればいい?」

今回の記事では、そんなお悩みをもつ方に向けて、De-Identification, Ltd.(以下D-ID社)が提供する『D-ID Creative Reality ™ Studio』について、特徴や機能、無料アカウントの作成方法から音声チャットボットの作成方法までお伝えします。

使ってみたい方は是非、本記事を参考にしてみてください!

1.D-IDについて

 

1-1. 『D-ID Creative Reality ™ Studio』 とは?

『D-ID Creative Reality ™ Studio』 は、イスラエルの D-ID社が提供する D-ID社独自のジェネレーティブAI技術とOpen AIの「GPT-3」、Stability AIの「Stable Diffusion」を統合した次世代のセルフサービス型動画プラットフォームです。

静止画からリアルなアバターを生成し、これを用いて音声チャットボットや動画コンテンツを作成することができます。
このサービスはFortune500企業をはじめ様々な企業に利用されており、これまでに1億5000万本の動画が作成されています。
※利用企業のケーススタディはD-iD公式Webサイト Case Studiesページよりご確認いただけます。

1-2.D-ID社の来歴

D-ID社は、2017年にイスラエルのテルアビブを拠点とするスタートアップ企業で、顔画像などに関するプライバシー保護技術にフォーカスする企業として設立されました。

創業メンバーの一人であるギル・ペリー氏は、イスラエル国防軍のエリート諜報部隊出身であり、その経験から得た知識とスキルを活かして、D-ID社独自のジェネレーティブAI技術を構築しました。

そんな D-ID社から2022年に発表されたのが『D-ID Creative Reality ™ Studio』です。

次章で特徴や機能を見ていきましょう。

2.D-IDの主な機能と特徴


引用:D-ID media kit old branding | chat.D-ID solid.png

2-1. 静止画からアバター生成

『D-ID Creative Reality ™ Studio』の最も注目すべき点が、 AIとディープラーニングを駆使して、静止画から自然に動くアバターを生成する機能です。後述しますが、専門的な知識やスキルがなくても、簡単にアバターを作成できます。

2-2. リアルタイム音声チャット対応

静止画から生成されたアバターには、音声チャット機能を追加することが可能です。ユーザーの音声をリアルタイムで認識し、それに応じた返答を生成してくれます。アバターは、音声にあわせて表情やジェスチャーを通じてコミュニケーションを取ってくれるため、対話の質が高く、まるでリアルで人と会話しているような体験を提供してくれます。

また119種の言語でテキストを読み上げることができ、日本語にも対応しています。
音声は、プリセットされたものを使うこともできますが、録音した音声で喋らせることも可能です。

これにより、例えば、声優やナレーターを起用しオリジナリティあふれるコンテンツを作成できます。

それでは実際に使ってみましょう。
次章で14日間無料トライアルの利用方法や料金プランについて解説します。

3.『D-ID Creative Reality ™ Studio』の使い方、料金プラン

3-1. アカウントの登録方法

14日間無料トライアルを利用するにはD-ID公式ホームページよりアカウント登録が必要です。

5つのステップで登録が完了します。

ステップ1:
D-ID公式ホームページにアクセスし、右側の[START FREE TRIAL]をクリック


引用:D-ID | The #1 Choice for AI Generated Video Creation Platform

 

ステップ2:
管理ページに遷移しますので、左下の[Guest]から[Login/Signup]をクリック

 

ステップ3:
[Login/Signup]ページに遷移後、任意の登録方法でサインアップ
※今回はGoogleアカウントでサインアップしました。

 

ステップ4:
サインアップすると「個人利用or法人利用」や「利用目的について」など簡単な設問に回答します。

 

 

ステップ5:
全ての設問に回答すると再度管理ページに遷移します。この時左下のアカウントが[guest]から登録した自身のアカウントに変更になっていれば成功です。

 

3-2. AIアバターの作り方

それでは早速アバターを作っていきましょう。

今回は [Agents(Beta)]を使って、音声チャットボットを作っていきます。

手順は非常に簡単です。

①管理ページ左メニュー内にある[Agents(Beta)]を選択し、[+Create agent]をクリック

 

②アバターの選択画面に遷移します。[+Upload]から好きな人物画像をアップロードし使用するか、プリセットから任意のアバターを選択し、Nextをクリック。

 

③続いて、アバター情報のカスタマイズ画面に遷移します。ここではアバターの名前や対応言語、音声種類、簡単なプロンプト(指示)を入力できます。入力完了後、Nextをクリック。

※一例ですが、プロンプト(指示)は役割や制約事項を与えてあげると効果的です。例えば、「関西弁で話してください」と指示をすると、関西弁で回答するようになります。

 

④アバターが生成するテキストの情報源を設定するページに遷移します。

3つの方法を選択することができます。
・Grounded→アップロードした情報源のみの情報を使用
・Hybrid→アップロードした情報+一般的な情報(AI)も使用
・Ungrounded→どの情報も活用しない。

 

④チャット開始時に表示される挨拶文等の設定を行います。
・[Welcome message]はアバターが最初に提示する挨拶文です。
・[Starter questions]は音声チャット開始時に、ユーザが会話しやすいように、いくつかの簡単な質問例文を設定できます。今回はどちらも初期設定のまま、進めます。

※ここまでで設定した内容は、アバター作成後、いつでも変更ができます。

 

 

上記作業が完了すると管理画面の [Agents(Beta)] ページに作成したアバターが表示されます。

 

生成されたアバターをクリックすると、音声チャットボット画面に移り、テキストを入力するか、音声ボタンをクリックし発話することでチャットが開始されます。

 

また、右上の[Share]ボタンからリンクコピー、facebookやXへ投稿も可能です。

弊社で作成したアバター音声チャットボットと会話した様子を動画化しましたので、気になる方はぜひ見てみてください。
※Trial版ではウォーターマーク(透かし文字)が入ってしまいますが、Liteプランでは左下隅に『D-IDマーク』が入り、Proプランでは左下に『AIマーク』が入ります。Advancedプラン以上はカスタマイズが可能です。


※クリック後、Vimeoに遷移します。

3-3.料金&プラン

『D-ID Creative Reality ™ Studio』 の年額プランの価格は下記の通りです。※2024/05/31現在

使用用途に応じて、5つのプランがあり、さらに年額・月額の契約期間に応じて価格が変動します。

料金体系やプランの概要は時期に応じて変動する可能性がありますので、詳しくはD-ID社の公式HP Pricingページをご確認ください。

4.まとめ

本記事では、 D-ID社についてや『D-ID Creative Reality ™ Studio』の機能や特徴について解説しました。
驚くほど手軽にアバターを活用した動画コンテンツ作成ができる本サービスは、広告業界や、教育業界など幅広く採用されています。

今なら14日間の無料体験も実施されてますので、興味のある方はD-ID公式ホームページより、ぜひ体験してみてください。

今後も加速度的に進化が期待されるAI分野。
当ブログでは、展示会関連の記事だけではなく、 D-ID社の動向はもちろん、その他AIやITトレンドについても、随時発信していきます。

お楽しみにお待ちください!


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#D-ID #AI #アバター #音声チャット

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