「CMSってよく聞くけどなんだろう?」
また、
「CMSについて改めておさらいしたい!」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
弊社が運営するオンライン展示会プラットフォーム『WONDERLINE』にもCMS機能が追加され、さらにお客様のご要望にお応えできるようになりました。
オンライン展示会プラットフォーム『WONDERLINE』について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
CMS搭載!オンライン展示会プラットフォーム『WONDERLINE』とは?
そこで今回の記事では、CMSとは何か?といった基礎的な概念から、CMS機能付きオンライン展示会の特徴についてお伝えします。
本記事を読んで分かること |
● CMSの主な機能や特徴、メリットについて |
詳しく知りたいという方は是非、参考にしてみてください。
目次
1. CMSの基本
1-1. CMSとは?
CMSとはContents Management Systemの略で、日本語訳は「コンテンツ管理システム」。Webサイトのコンテンツ(情報)を作成、管理、公開するためのソフトウェアアプリケーションのことです。
主な機能としては、テキストや画像、ビデオなどのデジタルコンテンツを簡単に追加、編集、削除できることが挙げられます。
これにより、プログラミングやコーディングといった知識・技術を持っていない人でもWebサイトのコンテンツ更新が可能となりました。
1-2. CMSの主な機能
主要な機能は前述した通り、テキストや画像といったコンテンツを編集できることですが、もう一つ重要な機能があります。
それは、テンプレートベースのデザインが利用できる点です。
すでに存在するテンプレートから自身のニーズに合ったものを選択し使用することで、サイト運営者はWebサイトの見た目を直感的、かつ容易に変更でき、洗練されたデザインを維持しながら、編集を加えることができます。
また、CMSの種類によってはSEO(Search Engine Optimization)ツールを提供し、Webサイトが検索エンジンでより良いランキングを得られるようサポートしてくれるものもあります。
このような機能を持つCMSは、サイト運営者にとって非常に心強いツールとなります。
1-3. CMSの特徴と選び方のポイント
CMSは、様々な特徴をもったものが存在します。これから導入を検討している場合は、自社の使う用途に合わせて選ぶ必要があります。
ここでは簡単にCMSの特徴と選び方のポイントをお伝えします。
まず、大きく分けて、無料で提供されているオープンソースCMSと有料で提供されている商用CMSの2種類があり、それぞれ独自の特徴があります。
●オープンソースCMS(無料) ・コードが公開されているため、カスタマイズが容易 |
●商用CMS(有料) ・サポートの手厚さやセキュリティ面での優位性が特徴 |
また、CMSは機能によっても分類され、例えば、ブログやニュースサイトに特化したCMS、Eコマースサイト向けのCMS、企業のポータルサイト向けのCMSなど、用途に応じた機能を持つCMSが存在します。
CMSの利用を検討している方は、
- 自社の使用用途に合う特徴をもっているか?
- サポートやセキュリティレベルはどの程度まで求めるか?
といった点に着目し選定し、その後コストとのバランスも考慮しながら比較検討をすると良いでしょう。
2. CMSのメリット
1章では、CMSの基本的な機能を紹介してきました。
ここからはCMSがもたらすメリットについて解説します。
2-1. 専門的な知識がなくてもコンテンツを一元管理できる
CMSの最大のメリットは、専門的な知識や技術がなくてもコンテンツを一元管理できることです。
従来、Webサイトの更新や管理といった運営は専門的な知識や技術が必要なため、自社内のIT部門や外部の制作会社に依頼をしなければなりませんでした。
依頼にはコストや更新されるまでのタイムラグが発生してしまいます。
しかし、CMSを導入することで専門的な知識や技術がない人でもコンテンツの作成、編集、公開が可能になり、新しい製品情報やニュースリリース、ブログ記事などのコンテンツを迅速かつ容易に更新できます。
結果として、サイトに訪れた人に対して鮮度の高い情報を発信でき、かつ外部依頼の際に発生していたコストやタイムラグも解消もできます。
2-2. 簡単にカスタマイズができる
二つ目のメリットは、カスタマイズが容易な点です。
多くのCMSはプラグインやアドオンを利用して機能を追加することができ、特定のビジネスニーズに合わせてカスタマイズが可能です。
例えば、テーマやレイアウトの変更、特定の製品やサービスを強調するためのカスタムページの追加、インタラクティブな要素の組み込みなどが挙げられます。これにより、サイトに訪れた人にとって、より記憶に残る体験を提供しやすくなります。
また、サイトに訪れた人の行動分析を行うツール(Googleアナリティクスなど)と連携することで、自社ページがどれくらい見られているのか(ページビュー数)や、新規訪問の人がどのくらい訪れているのか(ユニークユーザー数)といった数値を計測することもできます。
3. CMS機能付きオンライン展示会の特徴
ここまでお伝えしてきたように、CMSは特別な知識や技術がなくてもWebサイト更新ができ、さらには用途に合わせてカスタマイズすることで、より管理者が必要とする機能を追加で構築できるなどの特徴があります。
そんなCMSと高い親和性を持つのが、オンライン展示会です。
本章ではCMS機能付きのオンライン展示会の特徴について、会期前、会期中、会期後の3つの視点から解説します。
3-1.【会期前】公開前のブースデザインを見ながらフィードバックができ、齟齬を防げる
オンライン展示会の成功には事前の計画、準備段階が非常に重要です。
CMS機能付きのオンライン展示会プラットフォームでは、狙うターゲット設定や数値的な目標、コンセプトなどの企画が完成したのち、ブースのデザイン案やキャッチコピーなどのテキスト案を直接CMSプラットフォーム上で作成できます。
完成したブース案を上長や管理者は実際に確認しながら、フィードバックをすることができるので、意思の共有がしやすく、齟齬も起きづらいです。
そして、公開前に実際のブース案を見ながら改善を繰り返すことができるので、スピーディーにメンバー全員が納得できる完成度に近づけることが可能です。
3-2. 【会期中】社内外から上がる意見をリアルタイムで反映でき、仮説検証を素早く実行できる
オンライン展示会はリアル展示会と違い、日々情報を更新しコンテンツやオンライン展示ページのレイアウトを変更することが可能です。
例えば会期中に新しい情報が届いたら、管理画面上からコンテンツ(テキストや画像、動画など)を簡単に更新することができます。
その他にもオンライン展示会担当者が、分析ツールを用いて自社のオンラインブースに訪れた来場者の行動分析をしていく中で、反応の良い製品紹介ページに情報をプラスしたり、逆に反応が悪い製品紹介ページは別の製品に切り替えるなど、分析、仮説、検証のプロセスを早く回すことができます。
このように迅速にかつ自社内のみで仮説検証できることも、CMS機能付きのオンライン展示会ならではのメリットです。
3-3. 【会期後】デジタルコンテンツとして資産化ができる
CMS機能の有無に関わらず、オンライン展示会は会期終了後もWeb上にコンテンツとして残すこともできます。
さらに、CMS機能付きのプラットフォームであれば、コンテンツの更新が可能です。
もちろん更新せず、アーカイブして自社サイトへ掲載する等、デジタルコンテンツとして利活用することも可能ですし、内容を一新し次回のオンライン展示会を企画したり、営業が顧客へ訪問した際に使用する営業ツールとして形を変えて活用することもできます。
自社のニーズに合わせて会期後の動きを検討できることもCMS付きオンライン展示会プラットフォームの利点です。
4. まとめ
この記事では、CMSの基本的な機能やメリット、そしてCMS機能付きオンライン展示会の特徴について解説しました。
CMSの特徴をまとめると下記の通りです。
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CMSの導入を検討している方は自社のニーズとコストのバランスを照らし合わせながら、比較検討してみてください。
また、こういったCMSの特徴はオンライン展示会とも非常に相性が良く、『3. CMS機能付きオンライン展示会の特徴』でも解説した通り、会期前、会期中、会期後とそれぞれのフェーズで高い効果を発揮します。
特に会期中は来場者の声を拾い上げ迅速にブース内のコンテンツを修正することで、継続して魅力的なコンテンツを公開することができ、来場者の満足度を高めることにつながります。
この特徴はCMS機能付きのオンライン展示会ならではの強みです。
次回の記事では、CMS機能付きオンライン展示会プラットフォーム『WONDERLINE CMS』を具体例にあげ、オンライン展示会との親和性の高さについてさらに詳しく解説していきます。
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