【事例紹介】ひよっこマーケターのはじめてのメルマガ挑戦記

いきなりですが、私は他業種から転職してきた、40代ながらマーケターと名乗るのもおこがましいひよっこです。
ただ、ひよっこだからこそマーケティング初心者がつまづきそうなことが書けるはず!と当ブログの一員に抜擢されました。
(他記事は知識豊富な先輩方が書いているのでノウハウ詰まってます!とっても勉強になります!)

この記事では、私が担当したはじめてのメルマガ配信について紹介します。

・メルマガ配信のシナリオづくり
・メルマガ配信がスタートしてからの一喜一憂
・メルマガのABテスト

と、メルマガ担当の方がきっと通ってきたはずの、これからメルマガ担当になる方が味わうであろう諸々を感じていただけると思います。

「あー俺もこんな頃あったなー」と、ちょっぴり甘酸っぱい記憶がよみがえるかもしれません。
ぜひ心の中で「はじめてのおつかい」テーマソングを歌いながらお読みください。

1.はじめてのメルマガ配信シナリオづくり

 

今回メルマガを配信することになったのは、当社 新日本印刷が暑中見舞いの季節に合わせて実施したオンライン夏祭りイベントの集客のためでした。
(イベントについては「【事例紹介】暑中イベント成功のカギはアイデアと制作力にあり!」でお読みください)

オンライン夏祭りは当社のオンライン展示会プラットフォーム「WONDERLINE」を使って開催され、このイベントだけのお得なキャンペーンも用意。
開催期間は2023年7月24日(月)〜8月31日(木)。夏季休業期間と土日を加味すると、実働できる期間はほぼ1ヶ月しかありません。

どうやって告知したら、より多くのお客様に来場していただけるんだろう?
告知したいことはたくさんあるけど、どの順番で伝えるのが一番効果的なんだろう?
そんなことを考えながら、以下7通のメルマガを配信することに。

1通目:イベント開催&全部のキャンペーンの紹介
2通目:キャンペーン1の詳細紹介(金額的に一番お得なキャンペーン
3通目:キャンペーン2の詳細紹介(キャンペーン2の次にお得なもの)
4通目:キャンペーン3の詳細紹介(アンケート回答だけで応募できるもの)
5通目:オンライン夏祭りの遊び方紹介(夏祭りコンテンツの一部を紹介)
6通目:夏季休業のご案内(夏季休業期間と休業期間中もオンラインイベントは開催していることのご案内)
7通目:夏祭りメイキングブログの紹介(「【事例紹介】暑中イベント成功のカギはアイデアと制作力にあり!」と、その他おすすめ記事)

この7通をイベントの期間中、定期的にお客様に読んでもらえる配信スケジュールは?
どのくらいの頻度で配信するのが適切?
メール開封、資料ダウンロードなど、お客様の行動に合わせてどんな対応をする?
これらを検討して、以下のシナリオを考えました。

メルマガを開封してくれたお客様・未開封のお客様には次のメルマガを送る、資料をダウンロードしてくれたお客様にはその資料のサービスのキャンペーンを送るといった流れです。
また、キャンペーンに応募してくださったお客様にはお電話でご連絡するというフローにしました。

当初のメルマガ配信のシナリオ

調べてみると、夏季休業のご案内は休業期間の1週間ほど前に送るのがマナーとのことだったので、そこから逆算して配信日程を割り振りました。
ほぼ1日おきのメルマガ配信なので若干しつこいかも?と思いましたが、とにかく伝えたいことがありすぎて減らせませんでした!

番外:通常のメールに付けられる、オンライン夏祭り用のメール署名も作りました。

夏祭り感いっぱいのお神輿のデザインです!

2.いよいよメルマガ配信がスタート!

2-1.メルマガ配信とともに一喜一憂の日々

7月24日(月)にいよいよオンライン夏祭りが始まり、1通目のメルマガを配信しました。
気になって何度も開封率などのデータをチェックしてしまいます。

一般的な開封率はどのくらいなのかGoogle検索してみたりしましたが、業種によって違ったり、記事によっても数値がバラバラで、あまり参考になりません。
当社ではこれまであまりメルマガを配信していなかったため、過去の開封率も参考にならず。

そうこうしている間にも、配信停止のカウントを見てはヘコみます。
メルマガ配信にあたっては、特定電子メール法の遵守が必須で、そのために配信停止ボタンも必須とはいえ、配信停止のカウントが増えるたびにフラれたような気分に…(涙)


出典:特定電子メールの送信の適正化等に関する法律

でも、CTAボタンがクリックされるとうれしくなりました!
クリックしてくれたお客様にお礼メールを送りたかったくらいです!
メルマガのボタンをクリックするたびお礼メールが届いていたらかなりしつこくて、それこそ即座に配信停止されかねないので自粛しましたが。

2-2.集計データから感じたこと

5通目を配信した頃までに、メルマガ配信についての集計データを見ていていろいろと感じたことがありました。
当初、開封率は1通目が最大で順に下がっていくと想定していましたが、実際は違いました。
徐々に下がってきたと思ったら、4通目でまた開封率が上がり、5通目でさらに上がったのです。

メルマガのタイトルや文字数、画像など様々な要因があるのでしょうが、「お客様にとって魅力的なメルマガ」が私の想定と違っていたということです。
メルマガの奥深さを思い知らされました。

また、メルマガを見てくださった時間は、配信直後が多いという想定通りでしたが、案外早朝にも見られていたので、5通目以降は当初に設定した配信時間より早めることにしました。
かなり夜遅くに見ていただいている方がいたり、休日に開封してくださった方も。
通勤や帰宅の移動中に見ていただいたのかな、この日は休日出勤だったのかな、など想像してしまいました。
皆さま、本当におつかれさまです…。

3.メルマガのABテスト

さて、夏季休業までに6通目までを順調に配信し終え、お盆休みはどこに行こうかなー、台風来るなら家で何しよっかなー、とのんきに考えていた私。
急きょ上司からメルマガ追加のミッションが言い渡され、焦ることになりました。

メルマガにはお客様との接点づくりという役割もあります。
たしかに、夏季休業以降に配信予定のメルマガは1通しか残っておらず、オンライン夏祭り期間は半月近く残っているのにお客様との接点がなくなってしまいます。

どうするメルマガ⁉︎
告知したいことは書き切ったつもりでいたので、とっさに何を書けばいいのか頭がフリーズ状態に。

そんな時こそマーケティング知識の出番!
開封率の良かったメルマガの第2弾をつくることにしました。

また、ABテストをしてみては、というアドバイスもいただいたので、メール文や画像を変えて2タイプを用意。

 

 

文字ばかりのAより画像が多いBの方が開封率もクリック率も高いと思っていましたが、想定とは違い、Aの方が開封率が高く、クリック率もほとんど同じという結果に。
自分の想定がいかに当てにならず、データ収集とデータ分析することがどれほど重要か、実感しました。

4.まとめ:メルマガはラブレター

この記事では私、ひよっこマーケターが挑戦したはじめてのメルマガ配信について紹介しました。

・メルマガ配信のシナリオづくり
・メルマガ配信がスタートしてからの一喜一憂
・メルマガのABテスト

これらを体験し、実感したことがあります。

メルマガはラブレターです!

集計データは数字でも、そこには一人ひとり違うお客様がいるということ。
一人ひとり違うのだから、想定通りの結果にならなくて当たり前。

それでも想いを伝えるために、どんな書き方をすればいいか、いつ送れば読んでもらえるかを必死に考え続けること。
それが大切なのだと思います。

今回のメルマガ配信では、もっとこうしたら…がたくさんありました。全て次回への学びとして大切な経験です。
メルマガを送らせていただいたお客様、読んでくださったり、クリックしてくださったお客様、大変ありがとうございました。

この記事が先輩マーケターの方々の「あんな頃もあったな…」という甘酸っぱい記憶を呼び起こせたなら幸いです。

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