オンライン展示会でARを使うメリットは?VR・MRの違いから解説

「オンライン展示会で来場者が離脱しないような仕掛けがほしい。AR技術を使えば来場者を惹きつけられる?」
「最近いろいろな企業で見かけるARだけど、オンライン展示会でも活用できる?」

結論から申し上げますと、ARはオンライン展示会の魅力を高め、特に見込み顧客を獲得するのに効果的と言えます。

オンライン展示会では、来場者に声をかける、ブースへ呼び込むといった働きかけができない分、来場者の興味を惹きつけられない展示内容では、展示会からすぐに離脱されてしまうという弱点がありました。

そこで、来場者に「なんだか面白そうだ」「もっと見てみたい!」と思ってもらうために活用できるのが、ARという技術なのです。

ARをオンライン展示会で使うことで、例えば次のようなことができます。

【オンライン展示会でARを使ってできること】

●商品が目の前にあるように展示できる
●会社や自宅のスペースに商品を置いた時の大きさやイメージを伝えることができる
●自社のキャラクターや受付担当者を、今いる場所に組み合わせて表示させることができる
●オンラインでの試着やバーチャルメイク体験を提供できる

このように、実際に商品を見る、試してみるといったことができないオンライン展示会の弱点を、ARを活用することでカバーでき、より魅力的なオンライン展示会を開催することができるのです。

ただし、商材によってはARをうまく活用できない場合もあるため、まずはARとはどのような技術なのか、デメリットまでしっかりと理解しておかなければ、ARを使っても魅力的なオンライン展示会にすることはできません。

そこでこの記事では、オンライン展示会で使えるARについて詳しく解説します。

【この記事を読めばわかること】

●オンライン展示会で活用されるARとは
●オンライン展示会でARを使用するのに必要なもの
●オンライン展示会でARを使うメリット
●オンライン展示会でARを使うデメリット
●オンライン展示会にARを活用するのに適した企業の特徴
●オンライン展示会でARを使う方法

この記事を読み、オンライン展示会でARをどのように活用すればいいのか、メリットやデメリット、必要なもの、方法などを理解することで、自社に合ったARの活用方法がわかります。

自社のオンライン展示会の魅力を向上させ、多くの見込み顧客を獲得するためにARが必要か判断するためにも、ぜひ最後までお読みください。

目次

1.オンライン展示会で活用されるARとは

オンライン展示会で活用されるARとは、「Augmented Reality」を略した言葉で、日本語では「拡張現実」といいます。

この章ではオンライン展示会で活用されるARについて理解するために、次のことを解説します。

【この章で解説すること】

●ARとは「商品を目の前にあるように展示できる」技術
●ARの種類3
●ARとVRMRとの違い

それぞれ詳しくみていきましょう。

1-1.ARとは「商品を目の前にあるように展示できる」技術のこと

ARとは、オンライン展示会でできることを簡単に表現すると「商品を目の前にあるように展示できる」技術を指します。


ARでは、スマートフォンのカメラで写した現実の世界にCGを加えて、まるでCGのものが現実世界にあるように見せることができます。

日常でもよく見かけるARの使われ方の例として、

  • 写真撮影アプリを使って、人の顔に実際にはない動物の耳を付けた写真や動画を撮影する
  • スマートフォンのゲームで現実世界にキャラクターがいるように表示する

これらも、全てAR技術を使用して行われているものです。

オンライン展示会でもARを活用すると、まるで商品が目の前にあるように表示することが可能となります。

例えば来場者が大きな工作機械の導入を検討している場合、工場をスマートフォンのカメラを使って写せば、来場者のスマートフォンの画面上で、工場内に自社の工作機械を置いたように表示されるのです。

その他にも、バーチャルで服の試着を行う、バーチャルメイク体験を行うこともできます。

ARはオンライン展示会をより魅力的にするために、とても効果的な技術なのです。

1-2.ARの種類

ARには次の3つの種類があります。

  • 空間・物体認識型AR(マーカーレス型)
  • マーカー型AR
  • GPSAR

それぞれについて詳しくみていきましょう。

1-2-1.空間・物体認識型AR(マーカーレス型)

空間認識型ARとは、カメラやセンサーを使って現実を認識して行うARです。

スマートフォンのカメラを使って空間や物を認識し、現実世界に合わせた大きさや奥行きのARを展開することができます。

例えば室内をスマートフォンで写すと、部屋の広さや奥行きを把握し、家具を置いた場合にどれくらいのスペースが必要かをシミュレーションできる機能となります。

さらに、空間だけでなく、人の顔や手などあらかじめ決めておいた物体を認識することもできます。

例えばオンライン展示会では、人の顔を認識させてバーチャルメイクを行い、色や質感のイメージを伝えることが可能となるのです。

他にも大きな工作機械をオンライン展示会に出展する場合、工場内をスマートフォンで撮影して工作機械を置いた場合のイメージを伝えることなども出来ます。

【オンライン展示会で活用される空間・物体認識型AR(マーカーレス型)の例】

●インテリアメーカー:家具の配置シミュレーター
●化粧品会社:バーチャルメイク体験サービス
●衣料品メーカー:バーチャル試着サービス

1-2-2.マーカー型AR

マーカー型ARは、あらかじめ設定してある画像(マーカー)を読み取ることで、ARを表示させる仕組みです。

例えば本の購入特典として、表紙をスマートフォンで撮影した後に専用のアプリで読み取ると、スマートフォン上に本のキャラクターが表示されます。

マーカーさえあれば、好きな場所にARを表示させることが可能です。

例えば、名刺にARマーカーを印刷しておき、スマートフォンのアプリで読み取ってもらうことで本人のプロフィールを表示させる、商品のロゴを読み取ってもらうことでPR動画を表示させるといった使い方ができます。

オンライン展示会での活用例としては、オンライン展示会の来場者に送付するパンフレットやチラシにARマーカーを印刷しておき、スマートフォンなどで読み込んでもらうと製品のARが表示される、といったものなどがあります。

【オンライン展示会で活用されるマーカー型ARの例】

●オンライン展示会後に送付するパンフレットやチラシにARマーカーを印刷して製品の画像や動画を表示させる
●名刺にARマーカーを印刷してオンライン展示会への案内を表示させる

1-2-3.GPS型AR

GPS型ARとは、GPSを使って現実を把握できるARです。

GPS情報と組み合わせることで現在地を把握することができるため、MAPサービス、ナビゲーションサービスなどで活用されています。

例えばGoogleMapでのナビゲーション機能では、スマートフォンのカメラと連動し、実際の景色に矢印や「ここを右折」などの指示を組み合わせて表示させることで、よりわかりやすく道案内を行うことができるようにしています。

またPokémon Goのようなマップ連動型のスマートフォン向けゲームアプリなども、GPSARです。

こちらはプレイヤーの位置情報をスマートフォンのGPS機能を通じて取得し、それに合わせてゲームを展開させています。

ただし、オンライン展示会ではGPSARの活用は現時点ではあまりないため、活用の可能性は低いでしょう。(20233月現在)

1-3.ARとVRMRとの違い

ARと似た技術に、VRMRがあります。

ARとVRMRとの違いは次の通りです。

 

AR

VR

MR

日本語での言葉の意味

ARAugmented Reality
拡張現実

VRVirtual Reality
仮想現実

MR(Mixed Reality
複合現実

できること

現実にはないものを存在しているように画面上に表示する

仮想世界に自分がいるように感じられる

現実世界と仮想世界を組み合わせて見たり触ったりできる

現実のもの

見える

見えない

見える

必要なもの

スマートフォン

VR専用ゴーグル

MR専用ゴーグル

コスト

比較的安い

ARよりも高い

最新技術のため高価

ARは先ほども紹介したように、スマートフォンなどの端末上に現実世界とコンピューター上の情報を組み合わせて表示する仕組みです。

それに対してVRは、あたかも仮想世界に自分が入り込んだような体感ができる仕組みです。

専用のヘッドセットを使って表示され、例えばゲームの中の広大な世界に入り込んだり、高層ビルの上から下を覗き込んだときの景色を体感できるのがVRです。

MRは、現実世界と仮想世界を組み合わせることができるものです。

ARではスマートフォンの画面上に表示されていたCGを、専用のヘッドセットを使うことで、まるで目の前にあるように体験することができます。

例えば机の上に商品の3Dモデルを表示すれば、あたかも本当に机の上に商品があるように、角度を変えて見たり、細部を確認することも出来ます。

VR、MRともにインパクトのある技術ですが、どちらも専用のヘッドマウントディスプレイが必要です。

そのため、スマートフォンやタブレットがあれば表示できるARが、手軽さという面ではオンライン展示会では一番おすすめです。

2.オンライン展示会でARを使用するにはスマートフォン・タブレットが必要

オンライン展示会でARを使用するのに必要なのは、スマートフォンやタブレットです。

1-3.ARとVR・MRとの違い」でも紹介したように、VRMRとは違い、専用のゴーグルやヘッドセットなどは必要ありません。

スマートフォンやタブレットはオンライン展示会に参加するために使うことが多く、ほとんどの企業や担当者が持っているものですから、ARなら手軽に参加し、活用してもらうことができます。

ただし、来場者が利用しているスマートフォンやタブレットが古い機種の場合はARがうまく表示されない場合もあります。

また、活用するARによって専用アプリのダウンロードが必要な場合もあるため、あらかじめ来場者に向けてAR対応しているスマートフォンやタブレットのバージョンや、必要なアプリケーションについて熟知しておくと良いでしょう。

3.オンライン展示会でARを使うメリット


ARをオンライン展示会に活用するメリットは次の3つです。


それぞれ詳しくみていきましょう。

3-1.自宅やオフィスに商品を置いた時のイメージが伝えられる

ARをオンライン展示会に活用するメリットの1つめは、自宅やオフィスに商品を置いた時のイメージが伝えられることです。

オンライン展示会はリアル開催の展示会と比較して、商品の大きさや特徴を実際に見られない分、把握しにくいというデメリットがあります。

しかしARを使うことで、実際の商品の大きさやイメージを掴みやすくすることができるのです。

例えば大型の工作機械を工場内に置けるかどうか、家具を自宅に置いたときにどのくらいのスペースが必要か、といったこともARを使うことでよりイメージしやすくなります。

ARを使わなければ、商品説明に記載された寸法だけでイメージしなくてはいけませんが、ARを使えばぐっと大きさや奥行きを把握でき、より安心して商品を購入することができるのです

3-2.バーチャル試着やバーチャルメイク体験が提供できる

ARをオンライン展示会に活用するメリットの2つめは、バーチャル試着やバーチャルメイク体験ができることです。

オンライン展示会がリアル開催の展示会と比べた場合のデメリットとして、実際の商品を手に取ったり、試すことができないということも挙げられます。

特にアパレルや化粧品などの商材は、オンライン上では実物を試してもらうことができないという弱点があるのです。

その点、ARを活用すれば、ただ商品の画像を見るだけよりも実際の雰囲気を伝えることができるため、購買意欲をそそることが可能です。

バーチャル試着やバーチャルメイク体験は、今までにない新しい体験として、来場者を惹きつけることができます。

ARを活用すれば、リアル開催に負けないくらい商品のイメージを伝えることができるようになるのです。

3-3.オンラインで自社のキャラクターや受付担当をリアルに表示できる

ARをオンライン展示会に活用するメリットの3つめは、オンラインで自社のキャラクターや受付担当をリアルに表示できるということです。

オンライン展示会は、参加者が会社や自宅などでインターネットを通じて展示会に参加します。

気軽に参加することができるのがメリットですが、リアル開催と比べると会場の熱気や盛り上がりを伝えることができないというのがデメリットです。

そこで、自社のキャラクターや受付担当の画像をARで表示することで、展示会ならではのワクワク感や盛り上がりを伝えることができるのです。

オンライン展示会をより魅力的に、盛り上がるものにするためにも、ARの活用がおすすめなのです。

4.オンライン展示会でARを使うデメリット


オンライン展示会でARを活用するのには、メリットだけでなくデメリットもあります。

オンライン展示会でARを活用するデメリットは次の2つです。


それぞれ詳しくみていきましょう。

4-1.ARを作成するためのコストや工数がかかる

オンライン展示会でARを活用するデメリットの1つめは、ARを作成するためのコストや工数がかかるという点です。

ARを作成するための専用ソフトウェアは「Vuforia」や「ARKit」など、各社から提供されています。

ただし、作成には知識が必要となるため、いきなり初心者が作ろうと思ってもなかなか作れるものではありません。

AR開発会社に依頼する場合には、作成のためのコストがかかります。

ただし、コストや工数がかかる分、オンライン展示会の魅力を上げ、新規見込み顧客を獲得するという効果を得ることにも繋がります。

コストや工数と得られる効果を考えた上で、AR活用を検討するのがおすすめです。

4-2.専用のアプリケーションをダウンロードしてもらえない場合がある

オンライン展示会でARを活用するデメリットの1つめは、専用のアプリケーションをダウンロードしてもらえない場合があるという点です。

工場用の工作機械や家具の大きさをシミュレーションするなどを行うためには、専用のアプリケーションが必要となります。

そのため、来場者がAR機能を試してみようと思っても、専用アプリケーションをダウンロードする手間がかかってしまうのです。

ダウンロードが面倒だと感じた場合、ARコンテンツを体験せずに離脱してしまうこともあります。

ブラウザとスマートフォンのカメラだけを使って表示することもできますが、アプリケーションを使用した場合と比べると表示されるデジタルコンテンツが不安定で、できることも限られてしまうなど機能面では劣ります。

ARを活用する場合は、商品や技術をアピールするためにどのような内容が効果的か、そしてそれを実現するためにはどれくらいのARの機能が必要かを考えた上で、アプリケーションなどを選ぶとよいでしょう。

5.魅力的なオンライン展示会作りにはARがおすすめ


オンライン展示会を魅力的で効果的なものにしたいと考えているのなら、ARの活用がおすすめです。

ARはたしかに作成のためのコストや工数はかかります。

しかし、自社の商品や技術の魅力をより伝わりやすくするためには、ARはとても効果的です。

商品や技術のよさを展示会参加者に伝えることで、オンライン展示会の効果を高め、最終的には利益につなげることができるのです。

5-1.自社の商品や技術を伝えるコンテンツを作成できる

ARを活用することで、自社の商品や技術をより展示会の参加者に伝えることができるコンテンツを作成することができます。

オンライン展示会はリアル開催の展示会と比較すると、実際の商品を見てもらえず、良さが伝わりにくいというデメリットがあります。

例えば工作機械の大きさや家具の大きさをイメージしてもらえることで、これならうちにも置けそうだな、というイメージをしてもらい、商品の購入や契約へと繋がりやすくすることができるのです。

ARを活用することで、オンライン展示会が持つデメリット部分をカバーし、より商品について理解してもらい、展示会で狙いたい新規見込み顧客獲得へと繋げることが可能となるのです。

5-2.展示会の魅力を高めて新規見込み顧客獲得に繋がる

ARコンテンツ作成にはコストや工数がかかりますが、その分、オンライン展示会としての魅力を高めることができれば、新規見込み顧客を多く獲得することに繋がります。

オンライン展示会を行う目的は、少しでも多くの人に自社の商品や技術を知ってもらい、興味を持ってもらうことで、新規見込み顧客を獲得し、契約につなげることです。

オンライン展示会にかかるコストを削減しても、誰にも興味を持ってもらえず、新規見込み顧客が獲得できなければ、まったく意味はありません。

AR作成にコストがかかったとしても、オンライン展示会の効果を高め、獲得できた新規見込み顧客と契約を結ぶことができれば、最終的には利益を出すことができるのです。

より効果的で魅力的なオンライン展示会にするためにも、ぜひARの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

6.オンライン展示会にARを活用するのにおすすめな企業の特徴


オンライン展示会にARを活用するのがおすすめの企業とは、どのような企業なのでしょうか?

オンライン展示会にARを活用するのがおすすめの企業とは、次の項目に当てはまる企業です。


それぞれ詳しくみていきましょう。

6-1.アパレルや化粧品など身に着けるものを扱っている企業

オンライン展示会にARを活用するのがおすすめの企業の特徴1つめは、アパレルや化粧品など身につけるものを扱っている企業です。

服、時計、化粧品など身に着けて使うものは、実際の着用イメージなどを相手にしっかりと持ってもらうことで契約に繋がりやすくなります。

リアル開催の展示会では、試着やメイク体験ができますが、オンライン展示会ではモデルが着用した画像などを見てもらうことしかできないため、実際自分が着けたときのイメージがしにくいのがデメリットです。

その点、ARを活用することで、実際に試着しなくても自分が着けた時のイメージが伝わりやすくなり、契約や購入に繋がりやすくなるのです。

6-2.商品や製品の大きさを伝えたい企業

オンライン展示会にARを活用するのがおすすめの企業の特徴2つめは、商品や製品の大きさをしっかりと伝えたい企業です。

例えば大型の工業用機械の場合、工場内に置けるスペースがあるかどうかは契約前に確認しておきたいポイントです。

製品カタログなどで寸法を表示していても、それが実際にどれくらいの大きさなのかはなかなかイメージしにくく、購入や契約をためらう要因となってしまいます。

ARを使って、実際の工場内の画像とCGを組み合わせて表示することで、商品や製品の大きさをより正確に伝えることができ、契約に繋がりやすくなるのです。

従来製品の小型化に成功した場合にも、ARは効果を発揮します。従来製品をカメラで写した上で、小型化できた商品のCGを隣に表示することができれば、どれほど小型化できたのかが伝わりやすくなります。

このように、商品や製品の大きさをリアルに伝えることで契約に繋がりやすくなる企業には、ARはとても効果的なのです。

6-3.展示会の楽しさや盛り上がりを演出したい企業

オンライン展示会にARを活用するのがおすすめの企業の特徴3つめは、展示会の楽しさや盛り上がりを演出したい企業です。

リアル開催の展示会では、多くの来場者が参加し、さまざまな企業のブースがあることで、イベントとしての楽しさや盛り上がりが伝わってきます。

しかし、オンライン展示会の場合、来場者は一人でパソコンやスマートフォンを見ているため、どうしてもイベントとしても盛り上がりや熱気が感じられません。

その点、ARを使い、キャラクターや受付担当者を表示することで、通常の商品紹介サイトではなくオンライン展示会としての雰囲気を見ている人に伝えることで、展示会としての効果を高めることができるのです。

ただの商品紹介ページではなく、オンライン展示会としての魅力を高めたいと考えている企業なら、ARの活用をおすすすめします。

7.オンライン展示会でARを使う方法


オンライン展示会でARを活用したいと思った場合、どのようにすればいいのでしょうか?

オンライン展示会でARを活用した場合、次の3つの方法があります。

【オンライン展示会でARを活用する方法】

●AR作成ツールを使って自社で作成する
●AR制作会社に依頼する
●オンライン展示会のプラットフォームを利用する

それぞれ詳しくみていきましょう。

7-1.AR作成ツールを使って自社でARを作成する

メリット

コストを抑えてARを作成できる

デメリット

機能の高いARコンテンツは作成できない
作成の工数がかかる

オンライン展示会でARを活用する方法の1つめは、AR作成ツールを使って自社でARを作成することです。

ARの技術が進み、初心者でも簡単なものであればARを作成できるツールが提供されています。

マーカーとなる画像を準備し、ツールの手順通りに登録していけば、簡単なARを作成することが可能です。

空間の大きさを認識して商品の大きさを合わせて表示するなどの複雑なものはできませんが、なるべくコストをかけず、まずはARを試してみたいという場合は自社で制作してみても良いでしょう。

AR作成ツールの一例】

COCOAR(ココアル)
LESSAR

7-2.AR制作会社に依頼する

メリット

機能の高いARも作成できる
プロに任せられるので手間が少ない

デメリット

自社で作成するよりもコストが高くなる
オンライン展示会に必要なAR以外のコンテンツやサイト構築は別で必要

オンライン展示会でARを活用する方法の2つめは、AR制作会社に依頼することです。

AR制作会社であれば、さまざまな機能を備えたARを作成することができます。

それぞれのAR制作会社では、空間を認識する、顔を認識するなど特徴を持ったアプリケーションを開発しており、自社に必要な機能を持ったものを選ぶことも可能です。

費用の目安は作成するARの機能や内容によって異なりますが、約5万円から依頼することが可能となります。

ある程度機能の高いARをオンライン展示会で使いたい場合は、AR制作会社に依頼しましょう。

7-3.オンライン展示会のプラットフォームを利用する

メリット

プロにAR作成を任せられるため機能の高いARも作成できる
オンライン展示会に必要な準備や機能をすべて任せられる

デメリット

自社でARを作成するだけよりもコストはかかる

オンライン展示会でARを活用する方法の3つめは、オンライン展示会のプラットフォームを利用することです。

オンライン展示会を行うには、AR以外にも商品説明の動画やデジタルカタログなど、さまざまなコンテンツを作成する必要があります。

オンライン展示会のプラットフォームに依頼すれば、ARだけでなく、それ以外のコンテンツまで一貫して作成してもらうことが可能です。

さらに名刺交換機能や来場者の分析機能など、オンライン展示会に必要な機能もまとめて利用することが可能です。

AR作成だけでなくオンライン展示会開催のための準備をまとめてお任せしたい場合は、オンライン展示会のプラットフォームを利用しましょう。

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8.まとめ

オンライン展示会でのAR活用についてご紹介しました。

最後にオンライン展示会でのARについてまとめておきます。

ARとは、日本語では「拡張現実」といい、オンライン展示会では「商品を目の前にあるように展示する」ことができる技術です。

オンライン展示会でARを活用するには、スマートフォンやタブレットのようなデバイスが必要です。

MRやVRのように専用ゴーグルを必要としないため、展示会での導入がしやすいという特徴があります。

オンライン展示会でARを活用するメリットは次の3つです。

【オンライン展示会でARを活用するメリット】

自宅やオフィスに商品を置いた時のイメージが伝えられる
バーチャル試着やバーチャルメイク体験ができる
オンラインで自社のキャラクターや受付担当をリアルに表示できる

オンライン展示会でARを活用するデメリットは次の2つです。

【オンライン展示会でARを活用するデメリット】

●ARを作成するためのコストや工数がかかる
専用のアプリケーションをダウンロードしてもらえない場合がある

オンライン展示会を活用するのがおすすめの企業は次の3つに当てはまる企業です。

【オンライン展示会でARを活用するのがおすすめの企業】

アパレルや化粧品など身につけるものを扱っている企業
商品や製品の大きさを伝えたい企業
展示会の楽しさや盛り上がりを演出したい企業

オンライン展示会でARを活用する方法は次の3つです。

【オンライン展示会でARを活用する方法】

●AR作成ツールを使って自社で作成する
●AR制作会社に依頼する
オンライン展示会のプラットフォームを利用する

ARを活用することで、オンライン展示会をより効果的なものにし、新規見込み顧客獲得へ繋げることができるようになります。

ぜひARを活用し、魅力的なオンライン展示会を開催してみてはいかがでしょうか。

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