食品企業があえてオンライン展示会に出展するメリットと事例を解説

「食品企業はオンライン展示会に出展した方がいいの?」
「味や風味が分からないのに、オンライン展示会で本当に商談までつながるの?」

近年、さまざまな業界で「オンライン展示会」といった言葉を聞く機会が増えましたが、食品業界の中には上記のように疑問を持っている人も多いかと思います。

結論から言うと、食品関連の企業はオンライン展示会のみの出展ではなく、まずはオフラインとオンラインの同時出展がおすすめです。そもそも食品業界でオンライン展示会単体の開催が、まだ主流ではないからです。

しかし今後また感染病の流行や社会情勢の変化が起こった場合、人々が外出を制限される、もしくは外に出る機会が減る可能性はあるでしょう。

その場合、オンライン展示会の以下のメリットは、ビジネスへの打撃を抑えるだけでなく、新たなビジネスの機会の創出に役立ちます。

  •  オフライン展示会と比較してコストを抑えられる
  • 運営業務を効率化できる
  • 商談機会を増やせる
  • データの収集や整理が簡単にできる
  • バイヤーに商品情報をすぐにアピールできる

そのため今後のためにも、オンライン展示会についての知識や情報は持っておくべきでしょう。

そこでこの記事では、

  • 食品業界でのオンライン展示会の普及について
  • 食品会社がオンライン展示会を開催する5つのメリット
  • 食品会社がオンライン展示会を開催するデメリット
  • 食品業界向けのオンライン展示会の種類と開催事例
  • 食品業界向けハイブリッド型展示会2つ

について、徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、食品会社がオンライン展示会に出展するメリットやデメリットが分かるだけでなく、実際の事例も掲載しているため、自社が出展した際のイメージもできます。

自社の今後のビジネスの可能性を高めるためにも、ぜひ最後まで目を通してみてください。

1. 食品業界でオンライン展示会は普及しているのか?

オンライン展示会が気になっている人の中には、「食品業界でもオンライン展示会は広まっているのか?」といった疑問を持っている人もいるかと思います。

冒頭でも説明した通り、食品業界においてオンライン展示会は、あまり普及していません。その理由を以下でくわしく解説していきます。

1-1. どの業界でもオンライン展示会単体よりハイブリット型の展示会を検討している人の方が多い

前提として、食品業界に限らず、どの業界もオンライン展示会のみの開催は主流にはなっておらず、会場を借りて開催するオフライン展示会もしくは、オフライン展示会とオンライン展示会を同時に開催するといった企業がほとんどであると考えられます。

実際にITに関する情報やコンテンツを発信している「IT media マーケティング」が、2022年10月~11月にかけて290人を対象に実施した「オンライン展示会に関するアンケート」を見てみましょう。

参考:2023年の展示会はどうなる?オンライン展示会出展チェックリストも確認しておこう | IT media マーケティング

上記を見てみると、オンライン展示会のみに出展したいといった人は1割弱しかおらず、オフライン展示会とオンライン展示会の両方に出展するハイブリッド型の展示会を検討したいといった人が、約5割もいることが分かります。

このように、食品業界に限らず、どの業界においてもオンライン展示会のみの開催は主流にはなっていないと言えるでしょう。

1-2. 食品業界は他の業界に比べてもとくにオンライン展示会があまり普及していない

どの業界においてもオンライン展示会のみの開催は主流ではありませんが、とくに食品業界では他の業界に比べて、オンライン展示会があまり普及していない状況です。

理由としては、オンライン上では商品の味や風味を確認できないといった点が、一番大きいかと考えられます。

実際に日刊工業新聞社による全国のイベントや展示会情報によると、開催予定のハイブリット型展示会含むオンライン展示会は206件中41件(2023年2月17日時点)。そのうち、

  •  機械・部品関連の展示会:20件
  • 産業機械や機器関連の展示会:3件
  • 食品や飲料関連の展示会:3件
  • その他:15件

といったように、食品や飲料関連のオンライン展示会は、あまり開催されていません。

参考:イベントスケジュール全国主要見本市・展示会一覧 web版 | 日刊工業新聞電子版

とはいえ近年のように感染症が流行するほか、社会情勢などによって外出が難しくなった場合、オンライン展示会が役に立つことは、間違いありません。

そのため今後、展示会の出展や開催を検討している企業は、世の中の状況に左右されないためにも、オンライン展示会についての知識を身に着けておいて損はないでしょう。

2. 食品会社がオンライン展示会を開催する5つのメリット

ここではまず、食品会社がオンライン展示会を開催もしくは出展する以下のメリット5つを紹介します。

  • オフライン展示会と比較してコストを抑えられる
  • 運営業務を効率化できる
  • 商談機会を増やせる
  • データの収集や整理が簡単にできる
  • バイヤーに商品情報をすぐにアピールできる

以下で1つずつ説明していきます。

2-1. オフライン展示会と比較してコストを抑えられる

食品会社がオンライン展示会を開催するメリットの1つとして、コストを抑えられる点が挙げられます。
開催費や出展費、当日の運営に関わる費用がかからない、もしくは削減できるからです。

たとえばオフラインで合同展示会に出展する場合は、さまざまなコストがかかりますが、オンライン展示会に出展する場合は、主に出展費と宣伝費以外の費用はかかりません(以下表参照)。

【食品関連の合同展示会に出展する場合の費用比較】

オフライン展示会オンライン展示会
出展費1コマ(3m×3m)あたり約20~60万円30~40万円
宣伝費0~50万円0~50万円
ブースのデザイン・施行・運搬費1コマ(3m×3m)あたり約40~50万円必要なし
試食用の食材費会社による必要なし
調理器具や保温機器、冷蔵・冷凍機器、シンクなどのレンタル代約1~10万円×台数分必要なし
電気・水道・ガスなどの使用料使用量による必要なし
当日のアルバイトスタッフ人件費約1万円×人数×日数分必要なし
配布物(パンフレットやチラシ)の制作・印刷代約20~100万円必要なし
ノベルティ制作費約100~2,000円×個数分必要なし

ただしオンライン展示会の場合、商品画像や動画といったコンテンツの制作費が別途でかかる場合があります。

コンテンツ制作費は0~約100万円と幅が広いですが、もしすでに他の媒体で活用している商品写真や動画があれば使い回せるので、費用を抑えることが可能です。

このようにオンライン展示会はオフライン展示会と比較して、コストを削減できる点がメリットと言えるでしょう。

2-2. 運営業務を効率化できる

展示会の運営業務を効率化できる点も、食品会社がオンライン展示会を開催するメリットの1つです。

というのも食品関連のオンライン展示会は、会場を借りて開催するもしくは出展するオフラインの展示会と比べ、運営業務の工程を大幅に削減できるからです。

たとえば以下は合同オンライン展示会に出展した場合、オフライン展示会に比べて、どのくらい運営業務を削減できるかをまとめた表です。

【オフライン展示会とオンライン展示会の業務工程比較表】

業務工程オフライン展示会オンライン展示会
展示会前ブースの施工・装飾必要必要なし
調理器具や保温機器、冷蔵・冷凍機器、シンクなどのレンタル必要必要なし
商品や設備、備品など搬入・搬出・設置必要必要なし
当日のブース案内スタッフの手配必要必要なし
印刷物やノベルティの手配必要必要なし
オーダーシートの作成必要必要
展示会当日調理実演必要必要なし
試食品の配布必要必要なし
来場者対応(名刺や連絡先交換、アンケートのお願いなど)必要必要なし
バイヤーや顧客からの受注対応必要必要なし
展示会後ブースの撤去必要必要なし
レンタル品の返却必要必要なし
オーダー集計必要必要
名刺やアンケート回答のデータ化必要必要なし
来場者へのフォロー(お礼メールや商談日時の調整など)必要必要

上記の表を確認すると、主にオーダーシートの作成やオーダーの集計、来場者へのフォロー以外は、業務を削減できることが分かります。

また上記3つも、自動で作業を行える機能が備わっているプラットフォームを活用すれば、オフライン展示会より業務を効率化できるでしょう。

このように展示会の運営業務を効率化できる点は、オンライン展示会を開催するメリットの1つと言えます。

2-3. 商談機会を増やせる

商談機会を増やせる点も、食品会社がオンライン展示会を開催するメリットの1つです。というのも遠方のバイヤーも参加できるほか、商談までのハードルが低いからです。

たとえば食品関連のオフライン展示会を都内で開催する場合、来場者の大半を占めるのは、都内や関東在住の人です。
よほど大規模で認知度のある展示会ならまだしも、わざわざ遠方の地域や海外から実際に足を運んで訪れる人は少ないでしょう。

またブースが混み合っていれば、担当者に話しかけることを諦めてしまうバイヤーもいるのではないでしょうか?

しかしオンライン展示会の場合、ネット環境が整っていればどこからでも参加できるため、たとえば地方百貨店の食品売り場のバイヤーや、海外のレストランのバイヤーでも気軽に参加できます。

商談の約束を取り付けたい場合も、わざわざメールや電話をする必要がなく、商談したい日時をワンクリックで予約できるプラットフォームが多いため、バイヤーからすると商談までのハードルが低いです。

このように商談機会を増やせる点は、オンライン展示会のメリットと言えるでしょう。

2-4. データの収集や整理が簡単にできる

食品会社がオンライン展示会を開催するメリットとして、データの収集や整理が簡単にできる点も挙げられます。

というのもオンライン展示会の場合、元々プラットフォームに搭載されている分析機能や連携ツールを活用すれば、データを自動で収集して可視化することが可能だからです。

たとえばオフライン展示会中に来場者のデータを収集したい場合、来場者にアンケートの記入をお願いしたり、実際に商品の感想や意見を聞いたりする必要があり、手間や時間がかかります。さらに集めた情報を見やすく整理するのにも、労力を要するでしょう。

しかしオンライン展示会のプラットフォームの中には、どの商品がよく閲覧されているのか、お気に入りリストに登録されているのかなど、自動でグラフ化してくれる機能が搭載されているものも多いです。

また収集したデータをCSVファイルに変換できるものも多いため、手作業でデータを見やすくしたり並べ替えたりする必要もほとんどないでしょう。

このようにデータの収集や整理が簡単にできる点は、オンライン展示会を開催するメリットの1つと言えます。

2-5. バイヤーに商品情報をすぐにアピールできる

バイヤーに商品情報をすぐにアピールできる点も、食品会社がオンライン展示会を開催するメリットの1つででしょう。というのもオンライン展示会であれば、バイヤーが「知りたい」と思ったタイミングで、情報を入手しやすいからです。

たとえばオフライン展示会の場で、バイヤーが商品を実際に試食して興味を持ってもらえたとしても、ブースが混みあっていれば、担当者やスタッフに商品について尋ねにくいでしょう。

バイヤーが商品に関する情報を得られないまま立ち去ってしまえば、せっかくの商談機会を逃してしまいます。

しかしオンライン展示会の場合、画像や動画などを活用して、商品一つ一つの素材や産地、製造方法、アレルギー情報といった詳細な情報を掲載できます。そのため商品情報がすぐに得られないことによって、商談機会を逃すといったことも防げるでしょう。

このようにバイヤーに商品情報をすぐにアピールできる点は、食品会社がオンライン展示会を開催するメリットの1つと言えます。

3. 食品会社がオンライン展示会を開催するデメリット

食品会社がオンライン展示会を開催するデメリットとしては、すぐに受注につながらない可能性が高い点でしょう。

というのもオフラインの展示会と比べると、オンライン展示会に来場したバイヤーから商品を受注するまでのスパンが長いケースが考えられるからです。

たとえばオフライン展示会では、実際に商品を試食できる場合がほとんどのため、味や風味をすぐに確認できます。そのためその場で受注したり、商談の際に受注したりといったケースが多いでしょう。

しかしオンライン展示会の場合、当然のことながら味や風味は確認のしようがありません。それでも商品に魅力を感じて発注するバイヤーもいるかもしれませんが、ほとんどのバイヤーは味や風味を確認してから発注に至るでしょう。

その場合、問い合わせのあったバイヤーに後日、商品のサンプルを送る必要などが生じ、オフライン展示会に比べて、商品を受注するまでのスパンが長くなってしまうことが考えられます。

このようにすぐに商品の受注につながらない可能性が高い点が、食品会社がオンライン展示会を開催するデメリットと言えるでしょう。

4. 食品業界向けのオンライン展示会の3つの種類

食品業界向けのオンライン展示会は以下3つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

  • 自社開催型
  • プラットフォーム利用型
  • 業界特化型

以下で実際にオンライン展示会を開催もしくは出展した企業の事例を交えて、1つずつ説明していきます。

4-1. 自社開催型

食品業界向けオンライン展示会の1つ目は、自社開催型です。自社でオンライン展示会のページを1から制作して開催するほか、動画配信ツールなどを活用して開催するケースなどがあります。

自社開催型オンライン展示会の一番の特徴は、後述するプラットフォーム利用型や業界特化型のオンライン展示会に比べ、自由度が高い点です。

自社が好きなように展示webサイトのデザインやカスタマイズができるほか、動画をライブ配信して顧客とコミュニケーションを取れるなど、さまざまな試みが可能です。

たとえば食材や食品、日用品の宅配サービス「パルシステム千葉」が、2022年2月に開催した自社開催型オンライン展示会の内容の一部を見てみましょう(以下画像参照)。

出典:【動画公開中】お待たせしました!商品展示会@オンライン | パルシステム千葉

ビデオ通話ツールのZoomを活用し、実際に商品を使って説明することで、参加者に商品を深く知ってもらうほか、あらかじめ商品のサンプルを参加者に郵送し、試食会を開催するなど、さまざまな試みで商品の魅力をアピールしています。

このように自社開催型のオンライン展示会は、他の種類のオンライン展示会に比べて自由度が高い点が特徴です。

4-2. プラットフォーム利用型

食品業界向けオンライン展示会の2つ目は、プラットフォーム利用型です。
オンライン展示会やオンラインイベントに特化したプラットフォームを利用して開催するケースが多いです。

プラットフォームを活用すれば出展ページには画像だけでなく、動画や3Dを埋め込むこともできるため、さまざまな方法で商品の詳細情報や魅力をアピールできます。
またzoomやGoogle Meet、You Tubeなど、普段から使い慣れているツールをそのまま活用できるプラットフォームが多いのも、特徴と言えるでしょう。

たとえば以下はお酒の通販サイト「SAKEPeople」が、オンライン展示会プラットフォーム「ADAPTER」を活用して、オンライン展示会を開催しているページです。

出典:SAKE People 展示・販売会のウイスキー紹介ブース | ADAPTER

バイヤーは気になる商品があった場合、「ZOOMで担当者と話す」ボタンをクリックすれば、商談の予約ができます。

このようにプラットフォーム利用型のオンライン展示会は、普段から使い慣れているツールをそのまま活用できるのが特徴です。

4-3. 業界特化型

食品業界向けオンライン展示会の3つ目は業界特化型です。複数の企業が出展する規模の大きな展示会が多く、業界に特化したオンライン展示会や、テーマに特化したオンライン展示会など多岐に渡ります。

業界特化型オンライン展示会の1番の特徴は、複数の企業が出展するため、多くの集客が見込める点でしょう。

たとえば以下は2022年12月から2023年3月下旬まで開催している、焼肉と居酒屋関連の商品に特化した「ミートフードEXPO 焼肉ビジネスフェア×居酒屋JAPAN」の、オンライン展示会会場ページです。

出典:WEB展示会 | 居酒屋JAPAN・焼肉ビジネスフェア

「ミートフードEXPO焼肉ビジネスフェア×居酒屋JAPAN」はオフライン展示会も開催しており、231社が出展し、2023年1月18~19日の2日間だけで、来場者数は17,796人にも昇りました。

現在開催中のオンライン展示会の来場者数は公表されていませんが、オンラインの場合、遠方からも参加可能なので、多くの集客が見込めるのではないでしょうか?

参考:居酒屋JAPAN2023 東京会場 来場者数速報 | 外食ソリューションEXPO焼肉ビジネスフェア参加報告 | 全国焼肉協会「居酒屋LAPAN2023」(東京会場)に約1万8000人が来場!次回は7月に大阪で開催 | 外食産業新聞社

このように業界特化型のオンライン展示会は、複数の企業が出展するため、多くの集客に期待できる点が特徴と言えるでしょう。

5. まずは出展募集中の食品関連のハイブリッド型展示会に参加してみよう

1章でも説明した通り、現状、食品業界ではオンライン展示会単独の開催が主流でなく、オフラインとオンライン同時開催のハイブリッド型展示会を開催するケースが多いです。

そのためここまで読んでオンライン展示会を検討している場合は、まずはハイブリッド型の展示会に出展することをおすすめします。

ここでは以下2つのハイブリッド型展示会について紹介するので、ぜひ出展を検討してみてください。

  • FOODEX JAPAN(フーデックスジャパン)in 関西 2023
  • 第33回 西日本食品産業創造展’23

※もしこの記事を読んだ時点で出展の締め切りが過ぎている場合は、2つとも毎年開催している展示会のため、来年度に出展を検討してみてください。もしくはFOODEX JAPAN(フーデックスジャパン)のみ1年の間に、さまざまな地域で行うため、別の地域の展示会の出展を検討することをおすすめします。

5-1. FOODEX JAPAN(フーデックスジャパン)in 関西 2023

出典:FOODEX JAPAN in 関西 2023 | 日本能率協会

FOODEX JAPANはアジア最大級の食品・飲料展示会です。1976年より毎年開催されており、今年で48回目と歴史のある展示会です。バイヤーはアジアだけでなく、アメリカやヨーロッパなど世界各国から訪れるため、日本にいながら輸出の販路も開拓できる機会を得られます。

また小売業だけでなく、外食や宿泊、食品・飲料メーカーなど、食に携わるさまざまな業種のバイヤーが来場するため、今まで関わりのなかった業界との取引につながる商談機会を得られるといった点も、出展するメリットでしょう。

以下はオンライン展示会の特長です。

  • 写真や動画で商品の魅力をアピールできる

  • 製品カタログや商談会シートをPDFで用意し、バイヤーがそのまま活用できるため、商談をスムーズに行える

  • バイヤーが資料を欲しい場合や商談について取り決めしたいときに、ダイレクトに担当者へメールが届くので、お互いのコミュニケーションコストを削減できる

【展示会詳細】

開催期間
  • オフライン展示会:2023年7月12日~14日
  • オンライン展示会:2022年12月14日~2023年3月31日
会場インテックス大阪
主催一般社団法人日本能率協会/一般社団法人日本ホテル協会/一般社団法人日本旅館協会/一般社団法人国際観光日本レストラン協会/公益社団法人国際観光施設協会
出展対象生鮮食品(農産・畜産・水産)/加工食品/輸出食品・食材/インバウンド対応食材/冷凍商品・食材/ドリンク・アルコール/地域産品/代替食・食品素材など
出展申し込み締切2023年4月14日(※2)
出展金額(税込)
  • 会員(※1):363,000円
  • 会員以外:396,000円

※1:主催5団体の正会員および賛助会員を指します。
※2:締切日前でも、予定ブース数になり次第、締め切られるため注意してください。

5-2. 第33回 西日本食品産業創造展’23

出典:第33回西日本食品産業創造展’23 新たなる食ビジネスを構築する |第33回西日本食品産業創造展’23

西日本食品産業創造展は、食に関する最新情報を発信する産業総合展として、毎年開催されてきました。開催地域の九州は、もともと農林水産業が盛んなため、展示会には食品製造・加工業者や食品関連卸・小売業者、外食関連業者など、食品関連メーカーのバイヤーが数多く来場します。

また過去には九州以外の地域からも来場者が訪れたほか、営業や販売、製造現場、経営部門の責任者などさまざまな職種の来場者が訪れているため、多様なビジネスの機会が生まれやすいでしょう。

以下はオンライン展示会の特長です。

  • 写真や動画で商品の魅力をアピールできる

  • 過去の来場者や日刊工業新聞の読者など、約20万人にメールで告知してもらえる

  • 最速でオフライン展示会開催月の6ヵ月前から展示可能なため、バイヤーに事前に商品の情報を提供できる

2021年度のオフライン展示会の来場者数は9,129人でしたが、オンライン展示会への訪問者は80,134人と約8倍を記録しました。そのため今回もオンライン展示会に多くの集客が期待できるでしょう。

【展示会詳細】

開催期間
  • オフライン展示会:2023年5月24日~26日
  • オンライン展示会:開催中(終了日程は不明)
会場西日本総合展示場新館
主催日刊工業新聞社
出展対象製菓・製パン材料/農畜水産物/冷凍食品/加工食品/調味料/飲料/食品添加物/商品開発や製粉加工/食材全般/機器・設備/包装資材など
出展申し込み締切オフライン展示会は締切済/オンライン展示会のみ出展可能(※1)
出展金額(税込)
  • オフライン展示会:187,000~275,000円(ブースの大きさによる)

  • オンライン展示会
    • 通常:275,000円
    • 2022年にオフライン出展している場合:82,500円
    • 2022・2023年連続オフライン出展している、もしくはオフラインとオンライン同時に申し込む場合:無料

※1:出展数が上限に達し次第、締め切られるため注意してください。

6.もし自社単独でオンライン展示会を開催したい場合は「WONDERLINE」をご活用ください

前述した通り、食品会社の場合はまずはハイブリッド型の展示会に出展するのがおすすめです。

しかし、もし他社との合同展示会に出展するのではなく、自社単独でオンライン展示会を開催したい場合は、「WONDERLINE」をご活用ください。

オンライン展示会プラットフォーム「WONDERLINE」は、具体的な特長としては以下の3つが挙げられます。

  •  オンライン展示会が初めての場合でも安心して開催できるサポート体制
  • 業務効率化につながる豊富な機能
  • 出展に必要なコンテンツを代理で作成可能(有償)

以下でひとつずつ説明していきます。

6-1. オンライン展示会が初めての場合でも安心して開催できるサポート体制

WONDERLINEはオンライン展示会が初めての企業でも、安心して開催できるサポート体制が整っています。以下はサポートの一例です。

  • システムやオンラインミーティングツールの利用方法のレクチャー
  • 展示会コンテンツ作成のサポート
  • 集客サポート
  • 問い合わせ対応

食品業界自体にまだオンライン展示会が普及していないため、食品会社の多くはオンライン展示会で使用するシステムの使い方や、具体的に何をすべきかなどよく分からないかと思います。

しかしWODERLINEの運営事務局がサポートさせていただくため、オンラインに不慣れな場合やオンライン展示会を開催するのが初めての場合でも、安心してご活用いただけます。

6-2. 業務効率化につながる豊富な機能

WONDERLINEは、業務効率化につながるさまざまな機能も搭載しています。主な機能は以下の4つです。

  • オンライン展示ブース:商品のPRポイントを画像付きで掲載可能。展示する商品が多い場合、3つの階層に分け、合計で2,000点の商品を展示できます。

     

  • オンライン名刺交換:オンライン上で来場者との名刺交換が可能。CSV形式でダウンロードできるため、そのまま営業活動に活用できます。

     

  • オンライン商談・会議:ZoomやMicrosoft Teams、Google Meetなど、普段から使い慣れているツールで商談可能。事前商談予約機能も搭載されています。

     

  • 来場者分析:来場者数やイベント予約数、商談の予約数、来場者の動向など、顧客ニーズを可視化。分析データはCSV形式でダウンロードできます。

たとえばオフライン展示会の場合、実際に食材を調理したり、試食品を来場者に配布したりとやることが多いため、なかなか落ち着いて商談について取り決めたり、来場者にアンケートを取ったりすることも難しいかと思います。

その点、WONDERLINEではリアルタイムで来場者とコミュニケーションを取らずとも、商談の予約を受け付けられるほか、手間や時間をかけずに自動で来場者の分析が可能です。

このように豊富な機能を活用することで、充実したオンライン展示会を実現できるだけでなく、業務効率化も実現できます。

6-3. 出展に必要なコンテンツを代理で作成可能(有償)

WONDERLINEでは、出展に必要なコンテンツの作成も有償で承っております。たとえば以下のようなコンテンツの作成が可能です。

  • 企業紹介のコピーライティングの作成
  • CG作成
  • 商品画像の撮影
  • プロモーション動画の撮影
  • デジタルカタログの作成

オンライン展示会では味や風味が伝わらないため、商品をいかに魅力的にアピールできるかが、商談につながるカギとなるでしょう。

弊社はカタログ・パンフレットデザインやwebデザイン、動画制作をはじめとしたデザイン事業も行っているため、さまざまなコンテンツ作成のノウハウを持ち合わせております。

もし出展に必要なコンテンツ作成の時間が取れない場合や、社内にコンテンツを作成できる社員がいない場合は、ぜひまとめてご依頼ください。

7. まとめ

食品会社がオンライン展示会を開催もしくは出展するメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
  • オフライン展示会と比較してコストを抑えられる
  • 運営業務を効率化できる
  • 商談機会を増やせる
  • データの収集や整理が簡単にできる
  • バイヤーに商品情報をすぐにアピールできる
すぐに受注につながらない可能性が高い

食品業界向けのオンライン展示会は3種類あり、特徴は以下の通りです。

【各オンライン展示会の特徴】

オンライン展示会の種類特徴
自社開催型自由度が高い
プラットフォーム利用型普段から使い慣れているツールをそのまま活用できる
業界特化型多くの集客が見込める

現状、食品業界ではオンライン展示会単独の開催が主流でなく、オフラインとオンライン同時開催のハイブリッド型展示会を開催するケースが多いため、まずは以下のハイブリッド型展示会への出展を検討してみてください。

  • FOODEX JAPAN(フーデックスジャパン)in 関西 2023
  • 第33回 西日本食品産業創造展’23

#オンライン展示会 #食品

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WONDERLINEは、商品展示・名刺交換・商談・来場者分析がひとつにつながったオールインワンの展示会プラットフォームです。
専任担当が手厚くサポート致しますので、初めてのオンライン展示会でも安心してご利用できます。
初めての開催でも安心!WONDERLINEは商品展示や商談機能が
ひとまとめになった、オンライン展示会プラットフォームです