SaaS展示会とは?2023年開催の代表的な展示会を一挙紹介

SaaSの展示会ってどんなものがあるの?」
SaaS商品をPRするにあたって、展示会に出展するとどんなメリットがあるんだろう」

このようなことを思っていませんか?

SaaSの展示会は主にオンラインで行われ、販売管理や財務、人事など業務のDX化を支援するシステムを提供する企業が出展しています。

すでに知名度がある企業以外にも、システムを開発段階だったスタートアップ企業が出展し複数の顧客を獲得した事例もあり、会社規模の大きさに関わらず出展可能です。

また、SaaS展示会では著名人が招かれて講演を行うケースも多く、たとえば2022年のBOXIL EXPOではマーケティングの神様と呼ばれているフィリップ・コトラー氏が登壇するなど、出展者、参加者双方がビジネスを拡大し、さまざまな知識を深めることができる貴重な機会と言えます。

そこで本記事では、SaaS展示会について網羅的に、以下のことを詳しくお伝えしていきます。

本記事の内容

  • SaaSの展示会とは
  • SaaSの有名展示会3
  • SaaSの展示会に出展する3つのメリット
  • SaaSの展示会に出展するデメリット
  • SaaSの展示会はオンライン開催が主流
  • オンライン展示会の3つのメリット

本記事を参考にして、自社がSaaSの展示会に参加するべきかどうか、ぜひ判断してみてください。

1. SaaSの展示会は主に業務DX化の支援システムをPRする場

SaaSの展示会は、販売管理や財務、人事などさまざまな分野にわかれ、主に業務DX化を支援する自社のシステムを参加者にPRする場です。

例えば、

  • 使いやすい勤怠管理システムがほしい
  • 社内で利用しやすいタスク管理ツールがほしい

といった悩みを解決するシステムを提供する企業が多数出展します。

ほかにも、SaaSの展示会は業界の最新知見が集まる場として、情報収集目的の参加者によってもにぎわいます。

具体的にどのような展示会があるかは、次章から説明していきます。

2. SaaSの有名展示会3

SaaS関連の展示会は規模が小さなものから大きなものまで数多く開催されていますが、なかでもよく知られているのは以下の3つです。

BOXIL EXPO
ITmedia SaaS Expo
・ビジネスITSaaS EXPO

いずれも規模が大きめの展示会のため、自社のサービス認知度をアップさせたい、見込み顧客を多く獲得したいと考えている企業におすすめです。

以下で、それぞれの展示会の特徴について解説していきます。

2-1. BOXIL EXPO(ボクシルエキスポ)

スマートキャンプ株式会社が主催するBOXIL EXPOは、日本マーケティング機構が2021年に行った調査では「経営者・経営層が推奨するオンライン展示会No.1」「出展企業のバリエーション・充実度No.1に輝いた展示会です。

経理ソフトで知られている株式会社マネーフォワードなど、出展社数は300社以上と、大規模な展示会です。

これまでの来場者数は4万人以上、4種類の展示会を合計年8回も開催しています。

認知拡大やリード獲得を実現するために、開催前のアドバイスや開催後の振り返り面談など、出展サポートも充実していることが特徴です。

BOXIL EXPO 2023

開催時期

BOXIL EXPO 人事・総務・法務展(3月・9月)
BOXIL EXPO 財務・経理展(3月・9月)
BOXIL EXPO 営業・マーケティング展(3月・9月)
BOXIL EXPO IT・DX展(6月大阪・11月東京)

開催回数

各展示会2回ずつ

開催方法

オンライン(ITDX展のみオフライン)

出展費用

50万円~(オンラインの場合)

URL

https://expo.boxil.jp/

2-2. ITmedia SaaS EXPO

ITmediaが主催するSaaS EXPOでは夏と冬の年2回展示会が開催されており、オンラインで3週間弱行われます。

グループウェアのGaroonで知られているサイボウズ株式会社などが出展しています。

展示会では各企業の課題解決に役立つサービスを紹介できるよう、マーケティングや営業など部門別に分かれたブースが設置されます。

期間中は業界関係者の講演が連日行われるため、興味のあるものに参加することで、参加者は市場動向などの情報収集が行えるのも特徴です。

ITmedia SaaS EXPO

開催時期

冬:2023131日(火)~219日(日)
夏:未定(例年8月)​​​​

開催回数

2回(夏・冬)

開催方法

オンライン

出展費用

不明

URL

https://enq.itmedia.co.jp/on24u/form/saas2023w
※1月開催イベントは、Digital Business Days SaaS EXPOと名称変更

2-3. ビジネスITSaaS EXPO

Sansan株式会社が主催するビジネスITSaaS EXPOでは、毎年7月にオンライン展示会が開催されており、チームコミュニケーションツールとして知られているSlackを提供しているSlack Japan株式会社などが出展しています。

2022年7月に開催した「さわれる 営業DX展」では、最適なサービスを提供している出展者と参加者がつながるマッチング機能が利用できたのが特徴的でした。

参加者アンケートとエニアグラムの回答を元にした診断結果から、AIコンシェルジュが最適なサービスをアドバイスし、出展ブースに案内してくれるため、参加者・出展者ともに効率よく展示会に参加できるでしょう。

ビジネスIT&SaaS EXPO

開催時期

2023年は不明、2022年は720日(水)~722日(金)​​​​

開催回数

1回(7月)

開催方法

オンライン

出展費用

不明

URL

https://bis-expo.com/

2. SaaSの展示会に出展する3つのメリット

前章で、SaaSの展示会は自社のデジタルツールをPRするのに最適な場であるとお伝えしましたが、より詳しく効果を説明すると、以下のようなメリットがあります。

SaaSの展示会に出展するメリット

  • 自社商品の認知度が上がる
  • 見込み顧客を獲得できる
  • 既存顧客と信頼構築できる

それでは、以下でひとつずつ解説していきます。

2-1. 自社のSaaS商品の認知度が上がる

展示会に出展することで、自社で提供しているSaaS商品の宣伝が行えるため、展示会の参加者に認知してもらえるというメリットがあります。

参加者は自社が抱える課題を解決したいと考えて展示会に参加しているため、関連性が高そうなサービスを提供している企業に注目して、パンフレットを見たり、ツールのデモ操作を試したりすることでしょう。

展示会に参加した段階では情報収集が目的の参加者も多いかもしれませんが、たとえばBOXIL EXPOでは3,000名が来場します。

まずは自社商品の存在を知ってもらわなくては売上にはつながりません。一度に数千人の目にふれる可能性がある展示会は、自社商品の認知度をアップさせる機会といえるでしょう。

2-2. 見込み顧客を獲得できる

展示会に出展すると、将来商談や受注につながる可能性のある見込み顧客を獲得できます。

展示会には数百人から数千人単位で参加者が来場するため、多くの企業担当者と話をするチャンスがあります。自社だけでセミナーを開催したり、ネット集客をしたりするのとは比較にならない数の見込み顧客を獲得できるのです。

もちろん、展示会で担当者と直接接触したからといって、すぐにその場で商談や受注につながるケースは少ないでしょう。いったん社に戻って相談し、上長の承認が必要なケースも多いはずです。

しかし、展示会で直接担当者と話をしたり、ツールを試用したりすることで優良な見込み顧客を獲得できると考えると、展示会に参加することは大きなメリットといえるでしょう。

2-3. 既存顧客と信頼を構築できる

展示会では、既存顧客と信頼を構築できるのもメリットです。

すでに自社のツールを利用している顧客であれば、そのツールについて使いづらい部分や改善してほしい部分はないかヒアリングし、可能な限りその場で回答を得られます。

デジタルツールを使いこなすのが難しく、導入したものの社内に定着しないという悩みを持っているクライアントもいるはずです。商品を使いこなせるようサポートすることで信頼を得ることができ、長期的な関係作りにつながります。

展示会で時間を取って既存顧客と話をすることは、クライアントの悩みを解決すると同時により強固な信頼関係につながるため、今後のビジネスにとっても大きなメリットといえるでしょう。

そのほか、展示会に出展するメリットについて詳しく知りたい場合は、「展示会出展のメリット4つを解説|出展におすすめな企業の特徴も紹介 の記事をご覧ください。

3. SaaSの展示会に出展するデメリット

SaaSの展示会に出展するのは、メリットばかりではありません。以下の点でマイナスの影響が出る可能性があります。

SaaSの展示会に出展するデメリット

  • 費用対効果が見合わない場合がある
  • 商談や受注に結び付くとは限らない

以下で、ひとつずつ解説していきます。

3-1. 費用対効果が見合わない場合がある

SaaSの展示会に出展しても、費用対効果が見合わない場合があります。

展示会に出るためには、出展料の支払いや人件費、その他の準備費用が必要です。また、準備に半年~1年程度かかることも珍しくありません。

このように手間と費用をかけたものの想定した効果が上がらなければ、展示会への出展は失敗だったと結論づけられてしまうでしょう。

貴重な時間と費用を失うデメリットがあることを認識したうえで、参加する際には入念な準備をしておくことが大切です。

なお、展示会に出展するにあたりどのくらいの費用がかかるのかを知りたい方は、「展示会の出展にかかる費用を徹底解説!費用を決める3つのステップ の記事をご覧ください。

3-2. 商談や受注に結び付くとは限らない

SaaS展示会出展の目的が新規の商談や受注の獲得である場合、必ずしもそうならない可能性があるため、展示会参加がデメリットになる可能性があります。

展示会に参加する企業は情報収集を目的にしているケースが多かったり、特定の問題点を解決する製品が見つかった場合でも、その場で商談や受注まで行かなかったりするケースも多く見られます。

実際に製品を社内で導入するかについては、いったん自社に戻り話し合い、決裁権がある上長の許可が下りなければ難しいことが多いからです。

そのため、自社のサービス受注につなげるためには、展示会終了後も継続してフォローすることが大切です。

4. SaaSの展示会はオンライン開催が主流となっている

 

展示会と聞くと、会場に足を運び参加するものというイメージがありますが、SaaS関連の展示会の多くはオンライン上で開催されています。

SaaSで提供している各社のサービスはインターネットを経由して利用するため、他業種のように展示会会場で商材に直接触れる必要はありません。そのため、オンライン展示会と相性が良いといえます。

オンライン展示会では、インターネット上の展示ブースを利用し、自社が提供している製品についてアピールします。来場者はビデオ会議やチャット機能を使って参加し、製品について質問や相談をすることも可能です。

希望する場合はツールを試用させてもらえるなど、オフラインの展示会と変わらないサービスを受けることができるため、今後もますます需要は拡大していくでしょう。

【補足】出展する展示会の選び方

初めてSaaSの展示会に出展する場合は、運営企業による出展サポートがある展示会を選ぶことをおすすめします。

具体的には、以下のようなサポートを受けられます。

・過去の展示会データをもとに、効果を最大化できるアドバイスを受けられる
(ブースの設計や人員配置、集客導線、配布物の制作、来場者向けのアンケート作成など)

 ・終了後、振り返り面談を実施し、今後の営業活動を支援

「こうすればうまくいくだろう」という思い込みで準備を進めると、トラブルがあった際に対応できない可能性があります。過去のデータをもとに客観的なアドバイスを受けることで、想定した結果を得られる可能性が上がるでしょう。

社内に展示会経験が豊富なスタッフがいる場合でも、展示会によって雰囲気や参加企業も異なるため、サポートの利用を検討することをおすすめします。

5. オンライン展示会の3つのメリット

前述したように、SaaSとオンライン展示会は親和性が高いという特徴がありますが、具体的には以下のようなメリットがあります。

オンライン展示会のメリット

  • コストを削減できる
  • 商談率のアップが見込める
  • 業務効率が上がる

以下で、ひとつずつ解説していきます。

5-1. コストを削減できる

オンライン展示会では、オフライン展示会と比べると出展費用を安く抑えられます。後述するWONDERLINEの場合、ビッグサイトなどに出展する費用の半分以下にまで抑えられるのが特徴です。

また、費用だけではなくて、人的コストも削減できます。社員が展示会会場に機材を搬出入する必要もなく、ブースを設営する必要もありません。会場までの交通費や出張費も不要です。

このように、オンライン展示会はオフライン展示会と比べると金銭的、人的両面でコストダウンが可能なのが大きなメリットといえます。

5-2. 商談率のアップが見込める

オンライン展示会は、オフライン展示会と比べるとブースに明確な目的意識を持って訪れる人が多いため、商談率のアップが見込めます。

オフラインの展示会では、ブースがにぎわっていたので、どんな会社だろうとふらりと立ち寄ってみたというケースも多いかもしれません。しかし、オンライン展示会では他社ブースの様子を伺うこともできないため、参加者はツールの情報収集や相談など、はっきりとした目的をもって訪れることがほとんどです。

結果として、自社が提供しているサービスについて詳しく話をするなど、商談率のアップにつながる可能性が高まります。

5-3. 業務効率が上がる

オンライン展示会は、オフライン展示会と比べると以下の点で業務効率が良いといえます。 

・ほかの業務を行いながら顧客対応が可能
2回目以降の展示会開催準備の手間が少ない
・展示会終了後にすぐに顧客フォローが可能 

オフライン展示会とは異なり、オンライン展示会では会場ブースで顧客対応のためにずっと待機する必要はありません。また、データがサーバー上に残っているため、2回目以降の展示会開催準備も手間なく進められます。

また、オンライン展示会では訪問者から受け取る名刺はデータ化されているため、メールアドレスを抽出してすぐに連絡を取ってフォローを開始できるでしょう。

6. オンライン展示会ならWONDERLINEがおすすめ

「オンライン展示会にはメリットが多いと分かったけれど、どうやって出展するんだろう」
「オンライン展示会の最中にネットワークトラブルが起こったらどう対応したらいいんだろう」

と心配になってはいませんか?

新日本印刷の「WONDERLINE」は、手厚いサポートを通じて、使いやすいオンライン展示会プラットフォームを提供しています。

具体的には、以下のようなオンライン展示会に役立つ機能や、運営事務局のサポートを提供しています。

・展示ブースや名刺交換機能
・オンラインでの商談や来場者分析も可能
・チャット機能
360VRウォークスルー

また、運営事務局は以下のようなサポートを行います。

・システムやオンラインツール利用方法のレクチャー
・展示会コンテンツ作成のサポート
・展示会の集客サポート
・説明会の実施
・運営事務局としてお問い合わせに対応

初めてオンライン展示会を開催する際には、操作方法が分からなかったり、どうやって集客したらよいか分からなかったりするかもしれませんが、運営事務局が丁寧にサポートします。

また、自社で顧客対応が難しい場合は、運営事務局としてWONDERLINEがお問い合わせにも対応可能です。

WONDERLINEの詳細を知りたい方は、以下から資料を請求してください。

7. まとめ

本記事では、SaaSの展示会についてお伝えしてきました。

SaaSの展示会は自社のデジタル製品をアピールするのに最適な場で、以下のようなメリットがあります。

SaaSの展示会に出展するメリット

  • 自社商品の認知度が上がる
  • 見込み顧客を獲得できる
  • 既存顧客と信頼構築できる

しかし、良い点ばかりではなく、以下のようなデメリットも存在します。

SaaSの展示会に出展するデメリット

  • 費用対効果が見合わない場合がある
  • 商談や受注に結び付くとは限らない

SaaSの展示会はオンラインで行われることが多く、参加者は企業ブースに立ち寄りツールを試用したり、ビデオ会議やチャット機能を使って出展企業に質問したりします。

オフラインの展示会と比べて、オンラインの展示会のメリットは以下の通りです。

オンライン展示会のメリット

  • コストを削減できる
  • 商談率のアップが見込める
  • 業務効率が上がる

そして最後に、オンライン展示会に出展する際には、使いやすく、サポートが充実しているプラットフォームを選ぶべきとして、WONDERLINEをご紹介しました。

本記事が、SaaSの展示会出展を検討している企業の皆さまにお役に立てば幸いです。

コメント

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